あわせて読みたい
さすが虎のアーチスト 阪神・佐藤輝 描画力でTシャツ商品化 同期3人売り上げバトル「自信しかない」
勝負となれば、負けるわけにはいかない。22年新作グッズの内覧会に参加した佐藤輝は、司会者から「Tシャツ売り上げバトル」を知らされると、微動だにせず「自信しかないです」と言い切った。
ライバルとなった相手は同期だった。伊藤将、中野の3人でペンを走らせて虎をイラスト。“試合内容”は個性あふれる絵がプリントされたTシャツの販売を競うものだ。
テル画伯が「5~10分」で描いたのは、見るからに強そうなボスキャラ風の虎で、「われながらいい絵を描けた。100点」と、美術界の巨匠のように自画自賛した。昨季、NPBの「新人特別賞」を同時に受賞した同期の2人に対して、「僕がトップだと思います」と勝利予告。本業以外でも“アーチスト”の存在感を放ち、同席した中野は「うまさはテルが一番、マシかもしれないけど、関西の方はおもしろい方にいくと思う」と、敬遠気味に勝負を避けた。
Tシャツだけでなく、テル香水も販売される。2年目ながら、近本、大山、糸原に交じり、香水プロデュースの4人衆にも選出。普段から試合にも付けていくほどの香水愛好者で、香りを初監修した今回の新商品は、10数種類の中から「さわやかで落ち着く香り」を選んだ。人気を博せば、何かの拍子に「その香水のせいだよ」と歌われるかもしれない。Tシャツと香水で商品の顔に抜てきされ、既に営業面でも主力の位置付けだ。商品担当者は「昨年以上に、佐藤輝選手の水色のタオルでスタンドを埋め尽くせるように、一層の活躍を期待したい」と福の神誕生を願った。
2・1のキャンプインまであと9日となったこの日は鳴尾浜球場で汗を流した。1年目の昨季は、チーム最多となる24本塁打を記録しながらもプロ野球ワースト6位タイの173三振を喫した。レベルアップへ向けて今オフは2年連続首位打者のオリックス・吉田正に弟子入りして合同自主トレを敢行。さらなる飛躍に期待がかかる今季はグラウンド内外の活躍にも注目だ。17年ぶりVへ導けば、グッズのバカ売れは間違いない。(倉世古 洋平)
《他にも注目グッズ続々登場》 新作グッズは他にも注目商品が続々ラインアップされている。内覧会で佐藤輝と中野が着用したのはオーストラリアの人気アーティスト「モルガ」とコラボしたデザインジャージー。ジャングルをイメージしたど派手な配色とイラストで球場でも目立つことなく間違いなしだ。他にも「ギガたこ焼き器」や「プラチナナノ檜(ひのき)まな板」など、通常の応援グッズだけでなくキッチンや食卓を彩るバラエティーに富んだグッズも充実。2月1日から球団公式オンラインショップなどで発売開始される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3135050f97823c6f796b89555ce43786405aee02