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大相撲初場所 阿炎の大活躍で気になる朝乃山の今後 鶴竜親方「阿炎を見てどう感じるか」
東スポWeb
14日目には横綱照ノ富士(右)を下した阿炎(東スポWeb)
大相撲初場所(東京・両国国技館)が23日、千秋楽を迎える。今場所は大関貴景勝(25=常盤山)が休場し、大関正代(30=時津風)が負け越し。ふがいない看板力士に代わって土俵を盛り上げたのは、平幕の阿炎(27=錣山)だった。14日目(22日)には横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)を撃破。千秋楽の結果次第では、阿炎にも逆転優勝の可能性が残されている。
昨年は新型コロナウイルス対策のガイドライン(不要不急の外出禁止)に違反して3場所出場停止となり、幕下まで番付を落とした。昨年11月の九州場所で幕内復帰を果たすと、2場所連続で終盤戦まで優勝争いに絡む活躍を見せている。
元横綱の鶴竜親方(36)は、かつて自身の付け人も務めた阿炎について「以前と比べても、強くなっている。明らかに体つきが変わった。一回り大きくなって、前に出る圧力が増している。(出場停止で)思うところがあっただろうし、本人も努力してきたはず。また番付が上がって、次の(大関の)候補に名乗りを上げるのでは」と〝変身〟に目を見張る一方で、次のように付け加えた。
「あとは今の阿炎の姿を見て、朝乃山がどう感じるか。(出場停止の期間は)悪いことばかりじゃない。自分の相撲を見直したり、体をつくったり。休んでいる間にケガが治ることだってある。プラスに変えていかないと」
大関だった朝乃山(27=高砂)も昨年、阿炎と同様にコロナ対策のガイドラインに違反。相撲協会に虚偽の報告をしていたことを重く見られて6場所出場停止の厳罰を受けた。処分が解ける7月の名古屋場所では、三段目まで転落する見通し。その時、元大関はどんな姿で戻ってくるのだろうか。土俵上の勝ち負けだけでなく、相撲との向き合い方が問われることになりそうだ。
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