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大関見えた!優勝に王手の御嶽海 アラサーで芽生えた “意識改革”
東スポWeb
千秋楽で大一番に臨む御嶽海(東スポWeb)
大関の地位が見えてきた。大相撲初場所14日目(22日、東京・両国国技館)御嶽海(29=出羽海)が幕内宝富士(34=伊勢ヶ浜)を送り出して2敗(12勝)を死守。横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が敗れて単独トップに立ち、3度目の優勝に王手をかけた。
取組後の御嶽海は「自分の相撲を取る。それだけですね。それで勝ったということ」と自己分析。終盤戦も気持ちを切らすことなく、精神状態は「最高。気持ちいいですね」と充実している。
20代最後の1年を迎え、自身の体と向き合う機会が増えてきた。先輩力士と接し、ケアやマッサージだけでなく「筋トレもすごいやってる」と新たな発見もあった。特に合同稽古で一緒に汗を流した幕内妙義龍(35=境川)の「ケガをしないために鍛えている」という言葉が心に響いたという。
「すごいなと。現役は長く続けたいと思っているので、体に気を使わないと35歳まで取れない。食べるものも含めて『30代からでは遅いんじゃないの』という意見もあったので、20代から変えていきたい」と〝意識改革〟が起きているわけだ。
2019年秋場所以来の優勝まであと一歩。千秋楽は結びで照ノ富士との大一番が組まれた。だが、横綱とは過去4勝11敗。特に昨年は一度も白星なく、苦戦が続いている。それでも「自分の相撲を取れば大丈夫。明日、見ててください」と気合十分。これまでとはひと味違う姿が見られるのかもしれない。
横綱を撃破すれば、大関とりの目安となる「三役の地位で3場所合計33勝」に到達。条件を満たせば昇進は確実とみられており「大関御嶽海」の誕生が、いよいよ現実味を帯びてきた。それでも本人は「全然意識していない。しっかり白星を重ねる。それだけです」と、あくまで平常心で臨む構え。
〝アラサー〟で巡ってきた相撲人生最大のチャンス。ここを逃すわけにはいかない。
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