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ゴジラ松井が巨人キャンプ臨時コーチに3年ソッポ…原監督在任中は実現性“限りなくゼロ”
日刊ゲンダイDIGITAL
ヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(C)日刊ゲンダイ
日本ハム・新庄監督が呼ぶ「8人の臨時コーチ」は誰か──。
2月の春季キャンプの話題は、新庄ビッグボスと新型コロナウイルス感染拡大の話題で持ち切りになりそうだ。
一方、21日のスタッフ会議に先駆けて、20日にコーチ会議を行った巨人も「臨時コーチ」を呼ぶ年がある。最近では2014、16、18年に宮崎キャンプを訪れ、選手にアドバイスを送った松井秀喜氏(47=ヤンキースGM付特別アドバイザー)が思い浮かぶ。松井氏は15年にも中畑監督が指揮を執るDeNAの沖縄キャンプで臨時コーチを務めており、キャンプ地を盛り上げるのに一役買っていた。
巨人のさるチーム関係者がこう言う。
「14年は原監督の2次政権時だったけど、2度目の16年は高橋由伸監督の就任1年目だった。この時は宮崎キャンプにフル帯同してくれて、主将の坂本に『軸足に体重を残した方がいい。右側の軸で回転できるようになった方が安定する』とアドバイス。坂本はこれまでの打撃をいったんチャラにして、フォームを大改造。こだわっていた大きく上げながらタイミングを取る左足の上げ幅を小さくし、シンプルな打法に回帰。時には反り返るような体勢でスイングし、『軸足』を強く意識した結果、打率.344で自身初の首位打者となった。坂本はヒントをくれた松井に感謝していました」
19年以降はプッツリ…
その松井氏が由伸監督3年目の18年に重点的に指導したのは、後に4番に定着する岡本和だった。坂本同様、「軸足打法」を伝授すると、20、21年に2年連続で本塁打、打点の2冠を獲得する選手に成長を遂げている。
「話題性だけじゃなく、短期間でも松井のワンポイントアドバイスが具体的で分かりやすいとチーム内では評判でした。それなのに、原監督が3度目の監督となった19年以降はプッツリ。もちろん、スケジュールの都合やコロナの問題もあるとはいえ、ゴジラが来てくれればキャンプが盛り上がるのに……と、ため息をつく関係者は多い。盟友の由伸とは違い、原監督には遠慮もあるのでしょう。原監督の契約が3年延長になったことで、松井が巨人のキャンプを来訪する可能性は低くなっていて、今年も見送る方向だそうです」(前出の関係者)
先日、日本テレビ系の「Going!」を卒業した江川卓氏も「ない」(同前)という。別の球界関係者は「新庄監督に対抗しているわけじゃないけど、原監督も話題を提供したい意向があるが、OBで話題になるのは、この2人と清原和博氏くらいではないか。ビッグボスの構想のように、あっと驚く野球界以外の臨時コーチが実現すれば、対抗できますが……」と指摘する。
今のところ巨人は、ビッグボス率いる日本ハムに後れを取っている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/7430fc6702fb76cc20014b83532b4736560685f5