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【悲報】「『合コンなのにお金が下ろせない』と女性に胸ぐらをつかまれた行員も」みずほ銀行の現行員、元行員が激白
AbemaTimes 1/17(月) 12:45
みずほ銀行のシステムトラブルに歯止めが掛からない。
2021年2月28日を皮切りに3月3日、3月7日、11日など、わずか13日間で4回のトラブル。その後8月、9月にもシステムトラブルは改善せず、入出金振り込みなどが停止する異常事態に。それらを受け、11月には金融庁による業務改善命令、財務省による是正措置命令などが出された。年が明けてもシステムトラブルは改善の兆しを見せず、今月11日にはネットバンキングが利用できない問題が発生。一連の相次ぐトラブルを受け、今年4月に予定されていた社長交代が前倒しされるという責任問題に発展した。
思えば、みずほ銀行の歴史はシステムトラブルと共に幕を開けている。
1999年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が合併。2002年4月に迎えた“みずほ銀行新体制”だったが、その初日にシステム統合の失敗によるATM停止、二重引き落とし問題が発生。当時、財務大臣を務めていた塩川正十郎氏は「あんなアホなことあるか」とあきれた様子で報道陣に漏らしている。ちなみに、当時のみずほ銀行の社長は、現NHKの会長を務める東大法学部卒の前田晃伸氏である。
その後もみずほ銀行のトラブルや不祥事は続く。2011年、東日本大震災の義援金が集中したことを受け、システムダウンによってATMが利用停止。さらに2013年、不適切融資が発覚して首脳陣は退陣。このときは計54人に処分が下されている。
システムトラブルの背景については、合併が招いた弊害と指摘する声は多い。システムに関しては、一社に絞らず富士通や日立、IBMなど複数の得意先が参入した結果、混乱をきたしたとも。
16日にABEMAで放送された『ABEMA的ニュースショー』では、みずほ銀行の元行員、さらに現行員に取材を行った。京大を卒業後、みずほ銀行を経て同番組の構成作家を務める渡邊亮太氏は、古巣のシステムトラブル問題について「一生完成することが無いシステム界のサクラダ・ファミリアと言われていた」と明かす。さらに、肌で感じたこととして「先輩上司が気にしていたのは、旧何銀行出身か、ということだ」との指摘も。
また、合併前に入行したことによって当時のシステム統合に際しての混乱を目の当たりにしてきたというみずほ銀行の元行員であるAさんは次のように語る。
「システムをどこかで一本化するべきだった。両方の“いいとこどり”をしましょうというのは難しい。そこの決断が甘かったと思う」
実際、Aさんは2002年の発足直後から見舞われたトラブルの対応にあたっている。当時のこんなエピソードも。
「ATMが止まってしまったので、営業の方も全員ATMコーナーに行って、ただ一カ月間お詫びだけ。女性の方に『今から合コンなのにお金がおろせない』と胸ぐらをつかまれたこともあった。何もできないのが、きつかった」
また第一勧業銀行出身だったAさんは、他行について「富士銀行さんは上下関係が厳しい。立って挨拶する。白い歯を見せて笑うななどあった」と、出身銀行による文化の違いについても振り返った。
※続きはリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/f108fd994b0318b226d441cca5fe9695bcc69021
トラブル対応に当たった当時を振り返るA氏
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三行が合併してみずほ銀行に
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塩川正十郎氏は「あんなアホなことあるか」
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「システム界のサクラダ・ファミリア」
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