阪神・糸原健斗が自主トレ公開　「若手の勢いに押しつぶされないようにアピールする」

阪神・糸原健斗内野手（２９）が２０日、甲子園球場の室内練習場での自主トレを公開。ランニング、キャッチボール、打撃練習など約４時間、汗を流した。

「しっかり一年間、戦える体を作っている。仕上がり的にはいい感じです」

昨季は２年ぶりに規定打席に到達し、打率・２８６、３０打点、２本塁打をマーク。打順は開幕２番だったが、下位の６番、７番。終盤には勝負強さを買われて３番、５番のクリーンアップも任されたが、今年１１月１１日で３０歳。さらなる飛躍へ、目指すは二塁の守備力向上だ。

「脳でしっかり考えて、自分の体に伝達すること。ウエートは重い重量をしっかりやって、同時に瞬発力をテーマにおいて（トレーニングを）やっている」

遊撃も守る木浪や今季４年目の小幡ら伸び盛りの若手が多い。まずは定位置死守が目標だ。「若手の勢いがすごいので、それに押しつぶされないように。しっかり勝っていけるようにキャンプでアピールしたい」と糸原。今年のチームスローガンの「イチにカケル！」に引っかけて「１歩目、１球目、１球に対する思いを意識して（自主トレを）やっています」と自分自身を鼓舞した。