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プロ野球選手、実際の足の速さは? 50メートル5秒台の表記に「当てにならない」の指摘
1月の新人合同自主トレでは、各球団の中距離走が話題になる。報道によると、巨人は新人合同自主トレ3日目の16日にジャイアンツ球場で1500メートル走が行われ、北海学園大から入団した育成ドラフト1位・鈴木大和が2017年以降で歴代最速の5分5秒でゴールしたという。
「野球に関係ない」と軽視してはいけない。足を武器とする鈴木にとって貴重なアピールの場だ。きっちり結果を残したことが評価されるべきだが、ネット上では辛辣な反応が少なくない。
「まあ野球と持久走はだいぶ必要とされる力が違うだろうが、中学生の野球部の子でもそこそこ走れる子は4分台出すぞ」、「1500メートル走、5分5秒って遅くないかな?それで歴代最速?どんな条件下で走っているか知らないが、数字だけで見ると、どんだけのんびり走ってるんだと思う。あまりにもおかしいので、距離かタイム間違えてないだろうか」
こうした意見に対して在京球団の元トレーナーは反論する。
「陸上競技場や野球場など、走る場所によって条件は全く違います。新人は合同自主トレで体も張っているでしょうし。あと、プロ野球選手に求められるのは持久走の速さでなく瞬発力です。塁間を速く走る能力が求められる。筋肉を増やして体を大きくしなければいけないですし、中距離、長距離の速さで言えば体重が軽い中・高校生の方が有利に働くと思います。タイムに過剰に反応する必要はないと思います」
俊足の選手で話題になるのは短距離の速さだ。1月9日に放送された「リポビタンスペシャル 超プロ野球ULTRA」(読売テレビ制作)では、快足自慢のプロ野球選手たちで競う50メートル走に、男子短距離で東京五輪に出場した桐生祥秀と小池祐貴が登場。1位が小池で6秒065、2位が桐生で6秒069、3位以降は少し離されてヤクルト・塩見泰隆が6秒31、昨季盗塁王に輝いたロッテ・和田康士朗が6秒43、楽天・小深田大翔が6秒49、巨人・松原聖弥が6秒98だった。
アエラ 1/19(水) 13:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b334824a0006ecae3087a3006f25f1c913c34049