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「バルサBとかマンCと契約とか見栄えはいいけど…」松井大輔が日本人の海外移籍に苦言を呈した“真意”
日本人選手の欧州移籍に関するコーナーで、内田氏の鹿島時代の後輩でもある安部裕葵の話題になった時だった。18年にJリーグのベストヤングプレーヤー賞に輝くなど、順風満帆だった安部は、19年にバルセロナのBチームへ移籍。しかし、度重なる怪我に苦しみ、今シーズンも登録メンバー外となっている。
「海外に行かないほうが良かった。バルセロナのBに行ってもしようがないと思ってたから」と切り出した松井は、内田氏が「バルサBに入っても、結局バルサに上がれないじゃないですか」と同調すると、こう続けた。
「意味ないよ。でかいチームのBとかマンチェスター・シティと契約しましたとか、見栄えはいいけど、その後がないから。レンタル、レンタルになって、結局レンタルの選手になっちゃう」
マンチェスター・Cと契約した選手といえば、板倉滉(現シャルケ)と食野亮太郎(現エストリウ)がいるが、シティでプレーすることはなく、レンタル生活が続いている。前者は内田氏が活躍したシャルケでハイパフォーマンスを見せているものの、松井は完全移籍したほうがよいと考えているようだ。
「そのチームのスター、ヒーローにならないといけない。自分のチームが育てた選手だと証明しないと」と持論を展開し、内田氏を例にこう語っている。
「シャルケの選手だから、ウッチ―(現地ではウッシーと呼ばれることが多かった)って、みんな応援したんでしょ。マンCからのレンタルだったら、そうはならない」
フランス、ロシア、ブルガリア、ポーランド、ベトナムと海外5か国を渡り歩き、ロシアのトム・トムスク時代にはレンタル移籍も経験した松井だけに、将来のある後輩たちの海外挑戦の仕方に思うところがあったようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6633f6adec6e3d77cfe57982184fdfb04e2ce93