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『正代はどうしたんだ』6敗目の大関・正代に地元から喝!後援者はキャラ変求める「〝ケンカ相撲〟足りない」
東スポWeb
隆の勝(右)に一方的に攻め込まれ6敗目を喫した正代(東スポWeb)
地元からも「喝!」だ。大相撲初場所10日目(18日、東京・両国国技館)、大関正代(30=時津風)が関脇隆の勝(27=常盤山)に寄り切られて6敗目(4勝)。看板力士として優勝争いに加われないばかりか、カド番の危機に直面している。あまりのふがいなさに、故郷・熊本の後援会にはクレームが殺到。後援者からは優しすぎる性格からの〝キャラ変〟を求める声も上がっている。
いったい、どちらが大関なのか…。正代は過去7勝3敗と合口のいい相手に一方的に攻め込まれ、抵抗できないまま力なく土俵を割った。取組後はオンライン取材に応じることなく、国技館から引き揚げた。今場所は貴景勝(25=常盤山)が途中休場し、大関は正代1人だけ。本来は横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)の対抗馬となるべき立場にありながら、優勝争いから早々と脱落した。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も今場所の正代の相撲内容について「圧力がない」「気迫を見せてほしい」などと厳しくコメント。勝ち越しさえも厳しそうな雲行きで、次の春場所(3月12日初日、大阪府立体育会館)でのカド番が現実味を帯びてきている。そのふがいない姿には、正代を応援する故郷も落胆を隠せない。
地元・熊本の後援会関係者は「いろんなところから『正代はどうしたんだ』ってクレームが入っているよ。勝負の世界だから仕方ないんだけど、気迫が足りていないように映る。本人も一生懸命、考えていると思うが…」とタメ息をつくばかり。昨年は「大関のノルマ」とされる2桁白星をマークしたのは1度だけ。2年ぶりに開催された地元の九州場所は、優勝が期待された中で9勝どまりだった。
前出関係者は不振が続く正代に「〝ケンカ相撲〟が足りない。優しすぎるのは正代のいいところだが、優しくない部分を土俵の上で見せてほしい。勝ち越しだけは信じている。それが一つの責任。地元もみんな期待しているから」と奮起を促した。地元でも、正代は穏やかな性格の好青年として知られている。ただ、相撲を取る上で周囲が物足りなさを感じていることも確か。今の大関には勝負に徹する厳しさが求められている。
ここから正代は看板力士としての意地を見せることができるのか。新年最初の場所で、いきなり正念場を迎えている。
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