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鈴鹿ポイントゲッターズFWカズ、実は水島さんの代表作『ドカベン』の大ファン「野球漫画で育った」
日刊スポーツ
カズは「ドカベン」の熱狂的ファンだった。
JFL鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FWカズ(三浦知良、54)が17日、漫画家の水島新司さんが82歳で死去したことに、自主トレ中の大阪府内で取材に応じ「先生のご冥福をお祈りいたします」とコメントした。水島さんとは直接面識はなかったが、家族ぐるみで付き合いはあったという。
同時にカズは、水島さんの代表作「ドカベン」が大好きだったという。
「山田太郎の明訓高校が唯一負けたのは、いつも通りのことができなかったから。僕は特に、あの敗戦までドカベンを読み続けた。単行本はもちろん、毎週テレビでやっていた30分のアニメも見ていた。僕は『巨人の星』と『ドカベン』の野球漫画で育った」
カズが指摘するのは山田らが2年の夏の甲子園。無名高校だった弁慶のエース義経が試合前に、第1球をど真ん中に投げると予告したため、明訓の土井垣監督は1番打者に悪球打ちの岩鬼ではなく、絶対の4番だった山田を置く超イレギュラーな打順に変更。山田は実際に1番打者でプレーボール本塁打を放ったが、常勝明訓の打順を組み替えたことでリズムが狂い、大波乱の負けを喫した。カズが「いつも通りのことができなかった」というのは、この打順変更のことだ。
好きだったキャラクターを尋ねると、カズは「殿馬とかね…土佐丸高校の犬飼兄弟が土佐犬を連れてきたりね。通天閣高校の坂田三吉の投げ方も格好よかった」とドカベン愛が止まらない。サッカー界のレジェンドが、ここまで「ドカベン」が好きだったことは、あまり知られていなかった。
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