“球道くん”中西清起氏、水島新司さんに感謝「私も先生のおかげで人気が出た」

“球道くん”中西清起氏、水島新司さんに感謝「私も先生のおかげで人気が出た」

“球道くん”中西清起氏、水島新司さんに感謝「私も先生のおかげで人気が出た」

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 「ドカベン」「あぶさん」「野球狂の詩(うた)」などの野球漫画で知られる漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんの訃報(ふほう)に、球界や芸能界から悼む声が相次いだ。

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 水島さんの漫画から愛称“球道くん”と呼ばれた元阪神投手・中西清起氏(59)=野球評論家=は、神戸市内で取材に応じ「球道くんが先行してくれたので、私も先生のおかげで人気が出た」と感謝した。

 出会いは高知・小筑紫中3年時。南海の高知キャンプを訪問していた水島さんが、地元で有名だった中学生投手のうわさを聞いて学校へ。「『球道くん』の連載が始まった直後で、主人公が同じ『中西』だから会いたいと」。感激の初対面から「球道くん」と呼ばれ、もらったサイン色紙は今も実家に大切に保管する。

 「甲子園で会おう」という約束を守り、高知商1年夏に初出場。春夏計4度出て、1980年の3年センバツでは優勝した。2年春の浪商戦では「ドカベン香川対球道くん」が話題になった。最後に会ったのは約4年前。「東京の居酒屋『あぶさん』でいつも通り、野球の話をした」と、在りし日の恩人を思い返した。



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