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【ソ・ギョンドク教授】「アジア文化の中心が韓国に移動し、中国は危機感を感じている」
▲ソ・ギョンドク誠信(ソンシン)女子大教授が13日、ソウル誠信女子大の自身の執務室でニューシスのインタビューを受けている。2022.01.15.
「アジア文化の中心が韓国に移動しています。昔は世界の人々がアジア文化と言えば中国を想起しましたが、今は韓国がアジア代表になっています。イカゲーム、寄生虫、ミナリ、Kポップなど世界の人々が韓国文化にはまっており、それに対する危機感を感じているようです。」
「韓国広報」ソ・ギョンドク誠信(ソンシン)女子大教授は最近、ニューシスとのインタビューでキムチ、韓服、韓国料理など中国の強くなった文化東北工程に対して「韓国が上手くやっているからだ」として「誤った愛国主義の発露だ」と批判した。
「日本の歴史歪曲に対抗して長い間戦争し、一つ確実になったことがあります。黙って放っておくと歪曲してもかまわないと勘違いするということですね。一部のネチズンの誤った行動と片付けるのではなく、正々堂々と対応しなければなりません。」
実際、中国の文化東北工程は政府次元でなされているように見える場合が多い。中国官営メディア「環球時報」は公然とキムチと韓服の中国起源説を報道し、中国大使は昨年初め、キムチの広報をSNSを上げた。中国最大のポータルサイト百度(バイドウ)はユン・ドンジュ、イ・ポンチャン、ユン・ボンギルなど民族闘士の国籍を中国または朝鮮族と紹介する。
ソ教授は「中国大使が不意にキムチ写真を上げたが、そのアカウントは個人ではなく中国政府のアカウントだった。バイドウもやはり多くのことを歪曲しているが、バイドウは我が国のネイバー、ダウムとは異なり中国政府が深く関与しており、「一部の中国ネチズンの乱暴な行動ではないということ」と強調した。
「単に怒るだけではだめです。何を歪曲したのか、何が誤まりなのかきちんと指摘しなければなりません。継続的に対応をしなければなりません。」
例えば来月に近づいた北京オリンピック広報映像には我が国の伝統文化である’韓服’と’サンモ回し’があたかも中国のものであるかのように登場する。彼は「北京オリンピックに関心はないが、全世界のメディアが入ってくるはずで、彼らに正確に正せるメッセージを送らなければならない」と開幕式に誤った場面が出たら、他国の人々が誤解しないように全世界の主要外信に報道資料を通じて正す予定」と明らかにした。
日本がユネスコ世界遺産登載推薦を予告した’佐渡鉱山’問題にも注目している。佐渡鉱山は太平洋戦争当時、日帝が朝鮮人1200人余りを強制動員したところだが、日本は佐渡鉱山の世界遺産候補申請対象期間を近代以前の江戸時代に限定して朝鮮人強制動員の歴史を回避しようとするという解釈を産んだ。
ソ教授は「私たちは軍艦島の事例で多くの教訓を得た。日本は案内センターに朝鮮人強制労働を知らせる説明を入れると言ったが依然としてなされていない。強制労働の歴史を薄めようとするもの。そのような歴史歪曲の場所を世界遺産にしようとすること自体が誤まり」と強調した。
来月、日本がユネスコに申請すれば直ちに佐渡鉱山がどんな場所なのかを分かる資料集を作ってユネスコに送る計画だ。
(後略:韓流コンテンツが全世界的に脚光を浴びている今が韓国文化をきちんと知らせる好機)
イ・ヒョンジュ記者