震災と向き合ってきた阪神佐藤輝明、27年の節目に覚悟「もちろん優勝」

震災と向き合ってきた阪神佐藤輝明、27年の節目に覚悟「もちろん優勝」

震災と向き合ってきた阪神佐藤輝明、27年の節目に覚悟「もちろん優勝」

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1・17に思いを込めて。阪神佐藤輝明内野手(22)が、リーグ優勝貢献で関西に明るいニュースを届けることを誓った。17日で阪神・淡路大震災から27年。生まれる前のできごとだが、兵庫・西宮市の小学校時代に授業で学び、いまなお心の傷が癒えない被災者も多いと感じている。元気を届けるためにも「優勝することが一番」と決意新た。昨季終盤の自身の失速、チームV逸の悔しさも胸に17年ぶりの頂点を導く。
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大惨事の映像に衝撃を受けた。佐藤輝は99年生まれで、阪神・淡路大震災は経験していない。それでも、小学1年から引っ越してきた西宮市で何度も震災にまつわる授業を受け、長年向き合ってきた経験がある。
佐藤輝 授業とかテレビでも見ますし、すごい震災だったなというのは知っています。
甚大な被害の重みを小さい頃から身近に感じていた。
プロ1年目で球団新人最多の24本塁打をマーク。横浜スタジアムでの特大場外弾や、1試合3本塁打など数々の伝説をつくった怪物は2年目を迎え、新たな自覚が芽生えた。
佐藤輝 震災だったり、病気とか、いろいろ苦しい思いをされている方がいる中で、僕たちができることは、見て元気になってもらえるプレーをすることが大事だと思う。そういうことを心に持ってプレーしていきたいと思います。
スポーツで感動を与える瞬間を、数多く残していく。震災から27年の節目に、決意を新たにした。
忘れられないシーンがある。11年の東日本大震災から2年後の13年シーズン。楽天田中将大投手(33)が無傷の24連勝で東北に初のリーグVと日本一をもたらせた。
佐藤輝 イーグルスが優勝して、東北の方は勇気づけられたと思う。(今度は)僕たちも(優勝)できたら。
阪神・淡路大震災が起きた95年は、尊敬するイチロー氏(48)が引っ張ったオリックスが「がんばろう神戸」を合言葉に初優勝。今度は佐藤輝が、阪神17年ぶりのリーグVを自らのバットでたぐり寄せる。覚悟が、強く芽生えた。
佐藤輝 もちろん優勝することが一番。一番はそこを目指したいと思います。
昨季は前半で20本塁打を放ったが、後半は4本塁打と失速。歩調を合わせるように、前半戦で首位を快走したチームも逆転V逸を喫した。悔しさを胸に、今年こそ1年を通して活躍して優勝を届ける。17日は自主トレ先の鳴尾浜球場で黙とうをささげる。地元関西への恩返しも込め、勝負の2年目に挑む。【三宅ひとみ】
〈阪神・淡路大震災とタイガース〉
◆甲子園にも爪痕 震度7に見舞われた兵庫・西宮市の甲子園球場では、アルプススタンドに亀裂が入り、ロッカー室ではユニホームや野球用具が散乱。自主トレは各自で行うことに。
◆選手も被災 神戸市在住の嶋尾康史投手は、ガラス破片が左肩に刺さるケガ。西宮市の自宅マンションで被災した嶋田哲也投手は2晩車中泊を強いられた。
◆人命救助 中西清起投手が、兵庫・芦屋市の自宅付近で3人の人命救助に携わった。がれきに埋もれていた75歳の男性を救い出すなど懸命に命を救った。
◆1杯のカレー 西宮市内の合宿所「虎風荘」では、食材確保も困難となり、選手1人1食あたり「カレー1杯限定」の食事に。鳴尾浜のグラウンドも、液状化で使用不能に陥った。
◆真弓が「入寮」 41歳のベテラン真弓明信外野手が3月3日、虎風荘に入寮。神戸市内の自宅からの通勤が困難となったため。
◆間借り 3月のオープン戦主催試合は、ライフラインの復旧が遅れていることと、被災者へ配慮するため、日生や藤井寺に振り替えられた。甲子園は3月15日のロッテ戦で初開催。
◆チームは最下位 公式戦は予定通り開幕したがチームは低迷し、中村勝広監督が7月に休養。藤田平監督代行も浮上ならず、「頑張ろう神戸」で優勝した仰木オリックスとは対照的に最下位に沈んだ。


阪神・佐藤輝 1・17に誓う心の復興 復興途上の西宮市で育った22歳、優勝で「勇気づける」 #SmartNews 佐藤テルは地元。当時オリックスが優勝🏅ほんま阪神はどうだったか覚えてない。ただ毎日が必死だったから。今年は寅頑張って  https://www.daily.co.jp/tigers/2022/01/17/0014990233.shtml 


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