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スーパーで買った卵を割ったら白身がピンク色!どうする?
目玉焼きやオムレツ、茶わん蒸しなど朝食やお弁当、夕食にまで幅広く利用されている卵だが、このたびイギリスの女性が白身が鮮やかなピンク色の卵に遭遇し話題となっている。卵の黄身の色はニワトリの餌で決まるというが、果たしてピンク色の白身は食べられるのか? 『Hertfordshire Mercury』などが伝えている。
英ハートフォードシャー、アボッツ・ラングリーに暮らすビーナ・サランドハルさん(Beena Sarangdhar)は今年初め、朝食の準備をしていて思わず叫んでしまった。目玉焼きを作ろうと卵をフライパンに割り入れたところ、なんと白身がピンク色の卵が1つだけ交じっていたのだった。
ビーナさんは当時のことを「私の叫び声に気づいた子供たちが、何事かと慌ててキッチンにやってきました」と振り返り、「それまで白身がピンク色の卵など見たことがなかった子供たちも『ええええ!?』と目を丸くしていました」と続けた。
ビーナさんはそれを食べていいものかどうか迷い、地元のFacebookグループに助言を求めると、「食べてはダメよ! すぐに捨てて」と警告されたという。ただ同じパッケージに入っていた他の卵には異常がなく、一家は残りの卵をトーストにのせて美味しく食べたそうだ。
ビーナさんは「他の卵を食べていいものかどうか一瞬迷いましたが、卵は地元ワトフォードのスーパー『アズダ(Asda)』で買ったもので、賞味期限は切れていませんでした。すでに大半を食べてしまっていて、その日残っていた卵はわずかだったのです」と明かし、「変な話ですよね」と腑に落ちない様子で語った。
なお米国農務省(USDA)によると、白身が白く濁っている卵ほど新鮮で古くなると白身は透明になるという。これは新鮮な卵ほど白身に炭酸ガスが多く含まれているためで、白身がピンクやパールがかった色に変色しているものはシュードモナス属の緑膿菌が繁殖しているため、安全に消費はできないという。ただ黄身に付着した血液片(血班)は食べても問題がないようだ。
ちなみにオーストラリアの養鶏場では2020年、大きな卵の中から殻付き卵がもう1つ現れ話題となった。また2016年には、オーストラリアのスーパーで買った卵を茹でた女性が中に雛を発見し、SNSに投稿したことで注目された。
画像は『The Daily Star 2022年1月14日付「Horrified woman ‘screams’ as she discovers unlikely pink egg in frying pan」(Image: Beena Sarangdhar/Herts Live)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
原因は緑膿菌の繁殖らしいが
緑膿菌(りょくのうきん、学名、Pseudomonas aeruginosa)とは?
細菌に分類される、グラム陰性で好気性の桿菌の1種であり、地球上の環境中に広く分布している代表的な常在菌の1つでもある。
ヒトに対しても病原性を持つが、健常者に感染しても発病させることは無い。
ただし免疫力の低下した者に感染すると、日和見感染症のうちの1つである緑膿菌感染症を起こす。
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