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脱北者「韓国は人が生きる場所ではない」・・・2012年以降、約30人が韓国を捨て北朝鮮に逃げ帰る
「韓国は人が生きる場所ではない」、 脱北者が軍事境界線越えて北朝鮮入り、軍は気づかず
■──1997年以降、3万2千人余りが韓国に亡命したが、韓国生活に馴染めず北朝鮮に戻る人がいるなど、
定着支援が問題となっている……
1月1日、南北軍事境界線(38度線)を越え、北朝鮮に入国した人物が確認された。
越境から韓国軍が確認するまで3時間近く経っており、監視態勢の不備が指摘されている。
越北者は2020年に脱北して韓国に亡命した男性と見られている。
北朝鮮から逃げた人は脱北者、軍事境界線を越えて北朝鮮に入国した人は越北者と呼ばれている。
韓国政府が脱北者の定着支援をはじめた1997年以降、3万2千人余りが韓国に亡命したが、
韓国生活に馴染めず北朝鮮に戻る人がいるなど、定着支援が問題となっている。
■ 韓国政府が把握している脱北者は3万人余り
2022年1月1日午後6時36分頃、軍事境界線の鉄柵に設置されている警戒システムの警報が作動して6人の兵士が出動したが、
異常がないと判断して撤収した。同日9時17分頃、監視カメラの映像を再生したところ、
GOP(最前線監視所)の鉄柵を越える人物が監視カメラに映っていた。
午後10時40分頃、北朝鮮側に入ったことを確認したという。
越北者はGOPに設置された3台の監視カメラに計5回映っていたが、すべて見落としていた。
国境を超えたのは、当局の調べで2020年11月に韓国に亡命した脱北者のキム氏と判明した。
キム氏は、身長150センチ、体重50キロの小柄な体型で、北朝鮮では器械体操やボクシングなどをしていたという。
継父から常習的な暴行を受け、2020年11月3日、非武装地帯(DMZ)の鉄柵を越えて韓国に亡命した。
韓国政府が把握している脱北者は3万人余りで、韓国が脱北者支援を本格化させた2002年から新型コロナウイルスの拡散で、
中朝国境が閉鎖される前の2019年まで、年間1000人を超える人たちが韓国に亡命した。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6870ea9016db53e82a5c74407b9707d8a65b10d5