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【あれは素?】上白石萌音さんの「アレ」は普通にすごいレベルだった!
1/5(水) 5:59配信
デイリー新潮
実はスペイン語も得意
NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の「安子編」でヒロインを演じた上白石萌音(23)。昭和初期にラジオ講座で英会話を学ぶ女性の役で、回を追うごとに向上したその実力は、後半でネイティブスピーカー並みに。撮影前によほど努力したのかと思ったら……。
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〈Why am I still studying English……〉。12月9日の放送では、上白石が演じる雉真(きじま)安子が進駐軍の将校を相手に英語で〈どうして私はまだ英語を勉強しているんでしょう〉と問う場面があった。続くセリフも「戦争で夫を亡くした私がなぜ、教えて」と、流暢な英語で披露したのだった。
涙ながらに心情を吐露する演技もさりながら、やはり印象に残るのは達者な発音。11月の放送開始直後には、後に夫になる繊維会社の御曹司の雉真稔(松村北斗)に〈メイ・アイ・ライト・ア・レター・トゥー・ユー?〉、つまり「あなたに手紙を書いてもいいですか?」と尋ねるシーンが。カタカナの字幕が添えられる“拙さ”だったが、上達ぶりは目覚ましく、ひと月あまりでペラペラに。当初のカタカナ字幕は英語と日本語との併記に変更された。
密かに英会話学校にでも通ったか。そんな当て推量もしたくなる“急成長”だったが、実を言えば、上白石は小学生時代に3年間、父親の仕事の関係でメキシコで暮らした経験を持つ。それで語学に目覚め、帰国後は英語の勉強に励んだという。
400人の上位1割
彼女が懸命に英語力を磨いた、明治大学国際日本学部の同級生が振り返る。
「英語のクラスは最も難易度が高い英検準1級レベル超のG1、G2クラスをはじめ、全体で4段階に分かれていました。萌音ちゃんは1年生の時は上から2番目のレベルでしたが、2年時にはG1にランクアップ。400人ほどの同級生の中の上位1割に入っており、英語でのプレゼンなども堂々とこなしていましたね」
ドラマの撮影に際して、上白石の英語を指導した塩屋孔章氏も言う。
「最初に彼女が英語で歌う動画で発音を確認したところ、まったく修正の必要はありませんでした。多くの日本人が苦手とする『R』『TH』の発音も完璧にこなしていた。撮影現場でも彼女の歌声を耳にしましたが、歌声の美しさはもちろん、それぞれの単語も完璧。歌唱の際の発音は、一度も指導した覚えがないです」
歌と日常会話の発音では難易度が異なるのでは?
「もともと英語ができる方なので、日常生活はまず問題ありませんね。外資系の企業で仕事をすることも可能なレベルだと思います」
あえて拙い英語を話す練習
その実力は撮影現場でも遺憾なく発揮されたという。
「第8話では、稔が川を眺めながら隣の安子に『Do you see that beautiful sunset?』と尋ね、これに安子が『Yes, I do. I see a beautiful sunset over the river.』と答えて夕日の美しさを語り合うシーンがあります。この時、上白石さんから『この時点で安子はriverのRを発音できるようにしましょうか』と相談されましてね。彼女は物語の進行具合に応じた“ラジオで英語を学ぶ日本人”を演じるために、その都度、敢えて拙い英語を話す練習をしていたんです」
むしろ下手な英語が演技だったというワケだ。
「彼女の発音はいわゆるニュートラル。英語のオペラやミュージカルにはアメリカン、ブリティッシュといった違いのない、とても良い英語が多いんです。そういった音楽に慣れ親しんで育ったそうですから、その影響ではないでしょうか」
「週刊新潮」2021年12月30日・2022年1月6日号 掲載
https://news.yahoo.co.jp/articles/63535601822b989aa1251cbcd116ae63f119d7c7