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飼い主が病死、置き去りにされ犬はどうなった?
米の非営利動物保護団体「Hope For Paws」が、飼い主がガンで亡くなって置き去りになったワンコを保護。その様子がYouTubeで公開されました。
「ケガをした捨て犬がいる」と連絡を受けて「Hope For Paws」のスタッフが現場に向かいました。発見者によると、のちに「Clifford」(クリフォード)と名付けられたワンコは、飼い主が2カ月前にガン治療のために家を離れ、そのまま帰らず、家に残されてしまったそうです。
発見者は数週間クリフォードにエサをあげていましたが、クリフォードが足を引きずる様子を見て、「Hope For Paws」に助けを求めました。
クリフォードは長く人間と接していなかったため、人間を怖がっていました。そのため保護スタッフは家の周りにフェンスを立て、逃げるクリフォードを網で捕まえて保護。
その後動物病院での診断で、足を引きずっていた原因は首輪に左前足が引っかかってケガをし、感染症を引き起こしていたからだと分かりました。首輪を外して患部をきれいにし、抗生物質と痛み止めを投与。命に別状はなく、足を失うこともありませんでした。
その後すっかり元気になったクリフォードは、もともと人懐っこい性格だったのか、一時預かりのスタッフにたっぷり甘える姿を見せました。クリフォードは現在、新しい家族との出会いを待っています。
「Hope For Paws」のスタッフは、こうした飼い主の不測の事態に備えてペットの人生を考える必要があると警鐘を鳴らしています。飼い主自身が死んでしまった後のペットの未来を考えて、信頼できる人にお願いをしたり、ペットを託せるサービスを利用したりと、事前に検討することが重要です。