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阪神・ドラ3桐敷「新潟で鍛えた」鳴尾浜の寒さへっちゃら 入念準備の重要性説く
新潟の雪にまみれてきた男に、鳴尾浜の冷たい風は効かない。「日差しとかも出ていたので、これくらいは新潟に比べたら暖かい」。阪神ドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が7日、初めての鳴尾浜で練習を行った。
この日は気温7度と冷え込む中、ドラフト2位の鈴木とキャッチボールを行うなどして調整。「寒いのは比較的、新潟で鍛えてきたので」と寒さをものともせずに汗を流した。大学4年間の冬は新潟の雪の中で過ごし、寒さ対策のノウハウは習得済み。「アップでしっかり体を温めること。それで練習に入って、いい時と悪い時の差を感じたり。体が動けない状態でやっても練習に身が入らなかったので」と入念な準備の重要性を説いた。
桐敷にとっては、例年より暖かい1月。それでも、ブルペン入りは「焦らずじっくりやっていこうかなと思う」とマイペースに行く。「普通に投げていれば感覚を取り戻せると思っているので、大丈夫です」。地に足着けて、ゆっくりと左腕を目覚めさせていく。