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【環境】福徳岡ノ場の新島が海没 朝日新聞社機が確認 「軽石の流出は収束」
後方は南硫黄島
小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で、昨年8月にできた新島が海没した。朝日新聞社機「あすか」で6日、上空から観察した専門家が確認した。
新島があった場所は浅瀬になって白波が立っており、波が引いた瞬間に堆積(たいせき)物がわずかに見えるだけになっていた。
専門家は「干潮の時間帯でも海面に現れておらず、海没した状態だ。軽石の流出もほぼなくなった」と話した。
本社機は6日午後、干潮の時間帯を狙って福徳岡ノ場を空撮した。昨年10月の空撮では、黒っぽい堆積物の上に層状の噴出物が重なった台地があったが、すべて波で削り取られていた。
新島は干潮でも海に沈んだ状態で、引き波のタイミングでわずかに一部が見える状態だった。
朝日新聞 2022年1月7日 15時59分
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ17536LQ16USPT00H.html