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【韓国悲報】北朝鮮の「極超音速ミサイル」発表2時間後…米国、韓国を除外し日本と電話会談
米国のトニー・ブリンケン国務長官と日本の林芳正外相が6日午前8時10分(韓国時間)から35分間の電話会談を行った。米日両国が発表した。この電話会談は、北朝鮮が極超音速ミサイルの試験発射を5日に実施したと発表してから2時間後に行われたが、米日両国のどちらの発表文も「韓国」には一言も触れていなかった。
米国務省は「ブリンケン長官が北朝鮮の弾道ミサイル発射を糾弾し、日本に対する米国の防衛公約は鉄壁だと強調した」と発表した。また「両外相は韓半島の完全な非核化と恒久的な平和を成就するための協力について話し合った」と説明した。電話会談で米国の韓国に対する防衛公約や韓米日の三か国協力が話し合われたかについては、発表文には盛り込まれなかった。ただし、北朝鮮のミサイル発射に関して国務省のプライス報道官が同日発表した文書には「韓国と日本の防衛に対するわれわれの公約は鉄壁だ」との表現があった。
米国務省の発表によると、ブリンケン長官と林外相は「ウクライナの独立、主権、領土保全に対する揺るぎない支持を強調し、ロシアのさらなる軍事行動やその他の攻撃的な行動などを抑止するための努力について話し合った」という。両外相はまた、米日同盟の現代化、戦略的目標への協調、協力強化に対する意志を強調した。新型コロナウイルス対策や回復に対する共通の意思も確認した。
日本の外務省は「両外相は日米同盟の強化および『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて連携していくことを再確認した」と発表した。外務省によると、両外相は在日米軍のコロナ対応問題などについて話し合った後、地域情勢に関する意見交換を行ったという。
北朝鮮問題について、林外相は「昨日のミサイル発射を含め、北朝鮮による核・ミサイル活動は日本、地域、国際社会の平和と安定を脅かすものだ」と述べた。さらに「両外相は、国連安保理決議に沿って、北朝鮮の完全な非核化を実現できるよう引き続き日米が緊密に連携していくことで一致した」と日本の外務省が発表した。ブリンケン長官がウクライナとロシア間の最近の情勢を説明し、現在の状況を踏まえて引き続き協力していくことを確認したという。
バイデン政権発足後、バイデン大統領とブリンケン国務長官をはじめとする米国の主な高官たちは、ほぼ例外なく韓国より先に日本と電話会談や対面協議を行っている。バイデン大統領が指名したラーム・エマニュエル新駐日米国大使が上院での承認を経て近く赴任する予定であるのに対し、駐韓米国大使は依然として指名すらされていない。日本が中国・ロシア・北朝鮮など世界と地域のほぼ全ての問題で、米国の確実なパートナーとしての地位を固めたと見ていいだろう。
ワシントン= キム・ジンミョン特派員
朝鮮日報 記事入力 : 2022/01/06 21:27
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