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自動車」「軽自動車」の3種に区別されており、取り扱い車種と装置により人員・設備・面積が決められている。 人員=2人以上かつ全工員の1/3以上が自動車整備士の有資格者でなければならず、整備士の中から整備主任者を1人以上選任しなければならない。 面積=取扱車種により軽自動車整備工場の50
6キロバイト (994 語) – 2021年3月31日 (水) 06:18
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高度成長期から発展を続けた日本の自動車業界は、残念ながら現在斜陽となりつつあります。
それに伴い、世の中のインフラを支えるために欠*事の出来ない自動車整備士という職業の人口が減少している事が業界問題となっています。
■減少する自動車整備士
自動車整備士は文字の通り、自動車を整備する職業です。
普通車の整備だけではなく、バス・タクシーや物流トラックの整備も行う為、社会的なインフラを維持する為には必須の職業です。
しかし、社会インフラを保持する為に必要不可欠といえる自動車整備士は年々減少しつつあります。
(出典 prtimes.jp)
(引用:一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会 『自動車特定整備業実態調査結果概要』より)
日本自動車整備振興会の発行する自動車特定整備実態調査結果概要を参照致しますと、
自動車整備士は年々減少しているだけではなく、平成29年度以降は40万人を切ってしまった事がわかります。
令和3年度の自動車保有台数は82493274台(引用:一般財団法人 自動車検査登録情報協会)となりますので、
40万人程度の自動車整備士数では、一人当たり200台以上の自動車を整備する必要があります。
自動車整備士が激務・残業が多いと言われているのは、まさしくこの人材不足も一因であり、
人材不足だから忙しい、忙しいから人が辞めるという悪循環に陥っているのが現状です。
■自動車整備士の高年齢化
自動車整備士が人材不足であるという旨は前述の通りですが、自動車整備士業界にはもう一つ深刻な問題があります。それは、高年齢化です。
(出典 prtimes.jp)
(引用:一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会 『自動車特定整備業実態調査結果概要』より)
自動車整備士の平均年齢は年々上昇しており、平成29年度以降はとうとう平均年齢が45歳を超えました。
日本全体が高齢化社会というのも勿論ですが、自動車整備士業界は特に深刻で、
若年層の資格取得者数が非常に減っており、過去10年間で50%近く減少しております。
(引用:国土交通省「自動車整備士不足の現状と行政の取り組み」)
また、自動車整備士になる為には、2年生の専門学校に通って資格取得するのが一般的ですが、
卒業までにかかる学費は平均して214万円(※主要自動車整備士専門学校80社より独自調べ)となります。
このように、業界全体では人材不足かつ、高年齢化が問題となっているにも関わらず、
学費や期間の面からも若者が自動車整備士という職業にアクセスするのが難しいというのが現状です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000090984.html