【漫画】『ガラスの仮面』長期連載ゆえの悩みとは? 美内すずえ「どうしても抗えなかったのが、携帯電話問題 (笑)」 

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【漫画】『ガラスの仮面』長期連載ゆえの悩みとは? 美内すずえ「どうしても抗えなかったのが、携帯電話問題 (笑)」 

ガラスの仮面』(ガラスのかめん)は、美内すずえによる日本少女漫画作品。1976年から連載が始まり、未だに未完となっている。2014年9月時点で累計発行部数は5000万部を突破している。平凡な一人少女が、ライバルと葛藤を通して眠れる芝居才能を開花させ、成長していく過程を描いた作品である。
134キロバイト (16,157 語) – 2021年12月14日 (火) 01:03
完結を心待ちにしてるファンはたくさんいますよね。

1 muffin ★ :2021/12/31(金) 21:31:49.32

https://ananweb.jp/news/390627/

人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。美内すずえ先生の登場も今回でひと区切り。最終回となる第4回は、長期連載ゆえの時代との難しい関係、そしてヒロインと同じくらい人気のあの人のお話です。

私は、雑誌は時代を反映する“生き物”のような存在だと思うので、雑誌で連載されている以上、マンガも時代を取り込むべきものだと思っています。でも『ガラスの仮面』が10年続いたとき、流行を取り入れることで逆に作品が古くなると思い、10年後、20年後に面白いと思ってもらうために、時代性を一切排除することを決めました。でもどうしても抗えなかったのが、携帯電話問題 (笑) 。私もすごく悩みましたが、いつまでも公衆電話では、新しい読者さんは違和感があり物語に入れませんよね。結果、42巻で初めて携帯電話を描き、今はスマホも登場しています。

マヤはいまだにアパートの黒電話ですが (笑) 、ピンク色の公衆電話、カード式、折りたたみの携帯、そしてスマホ。改めて考えてみると、電話は本当に時代の影響を受けていますよね。なるべく違和感なくその変化を描くよう工夫はしているつもりなので、そういったところも楽しんでもらえたら嬉しいです。

『ガラスの仮面』は、ルックスは平凡ながら天才肌の北島マヤと、恵まれた環境に美しい容姿を持つ姫川亜弓、演劇を志す2人の女優の物語です。作者としてはどのキャラクターも好きで、誰を描いても楽しいのですが、どちらかというと私はマヤのボケボケした感じと重なるところがあるので、ライバルである亜弓さんは、まったく別人格のキャラにしたんです。なので、キリッと凛々しい亜弓さんを描くのはマヤを描くのとは別の楽しさがありますね。そういえば、マヤを陥れた乙部のりえに亜弓さんが仇討ちをする『カーミラの肖像』のエピソードを描いたあと、亜弓さんのファンが一気に増えてしまい、主人公であるマヤの人気を回復しなきゃ! と焦ったこともありました (笑) 。最近でも、作品を読んでくれている大人に聞くと、亜弓さんの人気が高いんですよね。今を生きる人たちには、実は努力家で一生懸命生きている亜弓さんの姿勢が響くのかもしれません。


(出典 img.ananweb.jp)

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連載が始まって10年目あたりで、「これはやばいぞ」と、ペースの遅さにやっと気が付きました。
この間も、「自分はもう70歳なので、そろそろ完結してください」というお便りをいただき、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、結末も決めてますし、最後のシーンのセリフや絵は浮かんでいます。少しずつですが描き進めていますし、必ず単行本は出しますので、もう少し待っていてください! 

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