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阪神 佐藤輝明「寅年なんで、僕も虎になって頑張りたい」2年目の目標はサヨナラ本塁打
阪神の佐藤輝明内野手(22)が新春インタビューに応じ「寅年なんで、僕も虎になって頑張りたい」と誓った。プロ1年目の昨季はグランドスラム、1試合3本塁打、場外弾と伝説をつくった怪物スラッガー。今季の目標の一つにサヨナラ本塁打を掲げた。さらに、2023年のWBC選出に意欲を見せ「世界中の人も熱狂する」ような特大アーチの夢を明かした。
―2022年はどんな年にしたい?
「寅年なんで、虎が暴れるように。僕も虎になって頑張りたいと思います」
―「2年目のジンクス」という言葉がある
「2年目に苦しんでる選手もいれば、2年目も活躍している選手もいると思う。ジンクスとかじゃないと思いますけど、たぶん」
―昨年は前半戦だけで20本塁打
「思った以上に、すごくいい感じでできていたが、その中でも改善したい部分が出てきた。それでフォームを変えていくうちに、ずれてきた」
―8月下旬からリーグワースト更新の59打席連続無安打。ただ、シーズン最終盤は開幕時に近いフォームに戻し、本塁打も約2か月ぶりに出た
「優勝を争っていて、どうしても結果が欲しい、元に戻せば打てるかなというのがあった。(無安打が続いた)あの時期は戻そうにも戻せなかった。自分でもよく分かっていなかった」
―昨年は大不振もあった。60打席ぶりのヒットの時は泣いていた?
「なんかたまに言われるんですけど、別に泣いてないです(笑い)」
―泣いたふり?
「そうですね。『泣け』ってなったんで。ちょっと(演技して)泣きに。(ベンチで)『泣いてんちゃうん!』みたいになって(笑い)。その時はすごいうれしかったですね。泣くまではいかなかったですけど、すごいうれしかったです」
―逆転満塁弾や1試合3発、場外弾など伝説をつくった1年目。2年目は?
「やってみたいことで言えば、やっぱりサヨナラホームランですね、甲子園の。大山さんが打ってたんで(昨年9月4日の巨人戦でビエイラから逆転サヨナラ2ラン)すごいなって思いました」
―矢野監督は4番争いに加わることを期待している
「3、4番を任されるように結果で示して、使ってもらえるように頑張りたいです。ただ、4番だからというよりは、長打を打ったり、勝ちに直結するような飛距離がほしいなって思いますね」
―大谷翔平の打撃も参考にしている。彼のすごさは?
「やっぱり飛距離。僕は実際見たことないですけど、メジャーリーガーも驚く飛距離って聞いたんで。試合でもすごい飛ばしてますし、すごいなって思いますね」
―同学年のオリックス・山本(オリックス)は東京五輪でも活躍した
「僕も五輪に選ばれたかったが、同じ年の選手が活躍しているのはすごいと思った」
―23年のWBCに向け、今年3月には侍ジャパンの台湾戦(東京D)がある
「もちろん(代表入りを)目指したいですね」
―WBCではイチローの優勝決定打が有名
「そういう伝説のシーンみたいなものを残せるように頑張りたいですね」
―メジャーの投手とも対戦する
「やっぱり、アメリカ代表とやって、打ちたい。世界中の人も熱狂するぐらいの(特大本塁打)を打ちたいです」
―今季の目標
「本塁打王は取りたいタイトルの一つ。甲子園では難しいと言われているが、そこで取れれば、より価値がある」