「戦力外通告」番組内容が台湾で波紋 元阪神・高野が「食い違い」を釈明

「戦力外通告」番組内容が台湾で波紋 元阪神・高野が「食い違い」を釈明

「戦力外通告」番組内容が台湾で波紋 元阪神・高野が「食い違い」を釈明

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 昨年阪神から自由契約となり、今季は台湾・中信兄弟でプレーした高野圭佑(30)が、31日までに自身のYouTubeチャンネルに投稿。28日放送のTBS系「プロ野球戦力外通告2021」に出演した際、番組内容を巡り台湾で波紋を呼んだことを明かしたうえで、事実関係を釈明した。

 高野は「テレビなんでニュアンスの違いがあった。給料の部分の食い違いについてお話したい」と説明。番組内では2軍生活の時の月収が10万円と記載されたが、「この10万円の部分が台湾でもニュースになってしまっていて、『高野が10万円で雇用されていたのではないか』『外国人の最低賃金に違反しているのではないか』と報道されて問題になってしまっています」と語った。

 この詳細について高野は当初、2軍では0円契約を結ぶ考えだったが、ビザの問題から中信兄弟側の計らいで実際には月収「20万円」の契約を結んだと説明。続けて「外国人にかかる税金、国民健康保険、源泉徴収などを引いて手取りにすれば12万円にするほどになり、それを番組の方にお伝えしたところ、番組のなかで給料約10万円というところで記載されてしまったようです」と振り返った。5分27秒の動画ではその担当者のLINEも公開し、自らの口で“真実”を伝えている。

 この件を受け、中信兄弟のGM、林監督に連絡。「今回、ご迷惑をおかけするような形で報道されたことや、台湾内で『不当に雇用しているのではないか』と問い合わせが来ていることに対して謝罪しました」とし、理解も得られたという。高野は「僕は中信兄弟の選手たち、ファン、CPBLのファンが好きなのでそういった誤解が解けて本当に良かったです」と語っている。

 高野は2015年、JR東日本からドラフト7位でロッテ入り。19年7月にトレードで阪神に移籍した。20年は1軍登板がなく、11月に戦力外通告。トライアウトを受けたがオファーはなく、台湾・中信兄弟入りした。今オフも12球団合同トライアウトを受け、日本ハム・新庄監督から評価されるなどして注目を浴びた。


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