あわせて読みたい
落合博満氏 V逸の阪神は「体力不足」 キーマンは“あの”コーチ「どういう練習で優勝したか知っている」
現役時代に三冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が、29日に放送されたMBSラジオの「JA淡路日の出スポーツスペシャル ~MBSベースボールパーク番外編~ 落合博満×掛布雅之 THE・野球談議」に出演。現役時代は阪神の4番に座り、阪神2軍監督なども務めた掛布雅之氏(68)との対談で打撃論などを熱く交わし、優勝を逃した阪神についても言及した。
阪神はヤクルトと首位争いを演じた後半戦に失速。16年ぶりのリーグ優勝を逃した。原因を問われた落合氏は即座に「体力不足」と断言。「振る体力、走る体力、守る体力、それと投げる体力」と挙げて「結局、技術論になっちゃうというけども、技術を維持するのは体力があって初めて維持できる。体力が無くなってくると、技術も崩れてくる」と解説した。
落合氏は、中日を率いていた際に「どのチームよりも打撃練習をさせて、ボールを取らせた」と懐古。「普通のキャンプでは、5月、6月にはもう(体力の)貯金がなくなる。維持するには練習しかない」と持論を語り、阪神には打ってつけのキーマンがいることを番組内で明かした。
「ヘッドコーチに井上一樹がいるんでしょ」
阪神の井上一樹1軍ヘッドコーチは、落合監督時代に選手としてもコーチとしても支えた。そのことを触れて「井上一樹が中日でどういう練習をしていて、優勝したかっていうのは知っているわけじゃないですか。それをチームに取り入れることができるか。あとは聞く耳があるか」と推していた。