阪神 藤浪、菅野に弟子入りで今度こそ復活できる? マエケン、ダルに続いて三度目の正直なるか

阪神 藤浪、菅野に弟子入りで今度こそ復活できる? マエケン、ダルに続いて三度目の正直なるか

阪神 藤浪、菅野に弟子入りで今度こそ復活できる? マエケン、ダルに続いて三度目の正直なるか

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【トラとら虎】

阪神の藤浪晋太郎投手(27)は1月初旬にも、巨人・菅野智之投手(32)が沖縄で予定している自主トレに合流して指導を受ける。長年低迷が続くことから懇願したもので、ライバル球団のエースは快く応じ、1週間ほど一緒に汗を流すことになった。

藤浪にすれば「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の思いではないか。9年目の今季、初の開幕投手に抜擢されながら、またも裏切る結果になった。早々と先発ローテから外れ、途中で2軍落ちも。結局、3勝3敗に終わり、契約更改交渉では6年連続の減俸。ピーク時の推定年俸1億7000万円から3分の1以下まで落ち込んだ。

何が長期低迷の原因なのか。誰もが指摘するのは制球難。それこそ毎年投球フォームに迷い、四死球をきっかけに崩れるパターンが続く。そんな藤浪と対極に位置するのが菅野である。抜群の制球力と多彩な変化球を武器に、球界屈指の右腕として君臨する。「どうすればあれほど自由自在にボールをあやつれるのか」と思うのは当然で、その高まりが弟子入り志願となった。

「藤浪も来季は10年目。もうあとがないことを菅野に伝えたのだろう。短い期間なのでどれほど成果が挙がるか疑問だが、菅野の心技両面のアドバイスが制球難を克服するヒントになるかもしれない」と球団ОBも関心を寄せている。

実は藤浪の名投手への弟子入りは今回が3度目になる。14年オフには当時広島の前田健太投手(ツインズ)と東京で。また、17年オフにははるばるテキサスまで飛んで当時レンジャーズのダルビッシュ有投手(パドレス)に教えを請うた。しかし、成果は上がらず、苦悩の足跡だけを残して今日に至る。

それでも諦めることなく、復活を期して今回は南の島へ。努力はいつか必ず実を結ぶと信じてやまない。 (スポーツライター・西本忠成)


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