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2021年12月24日、韓国・マネートゥデイは、韓国と台湾の新型コロナウイルス防疫状況を比較する記事を掲載し、「天と地」の差が開いた原因について分析した。
今月20~23日の4日間で新たに確認された新型コロナウイルス感染症による死亡者数は韓国が293人、台湾が0人だった。また、17~23日の新規感染者数は韓国が4万5466人、台湾が0人だった。台湾は16日に感染者1人を記録した後、23日までに確認されたのは海外からの渡航者のみとなっている。
記事によると、台湾は新型コロナ感染拡大の初期から渡航者の管理に厳格で、最近では詳細な管理規定を発表している。
非台湾籍者が入境する場合、14日間の義務的隔離と7日間の自己健康管理(当局が追跡)期間が設けられる。入境からこの期間中にPCR検査も3回受けるという。
梨花(イファ)女子大学木洞(モクトン)病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は、台湾の防疫の秘訣(ひけつ)は「徹底した遮断」だと指摘する。
「計3週間は隔離される形なので、渡航しようとする人もいなくなる。極めて強力な措置だ」
「ウイルスは遮断すれば無くなる」
と話している。
一方、韓国の防疫当局は、オミクロン株の拡散を受けて先月から南アフリカ共和国を含むアフリカ8カ国からの外国人の入国を制限している。
その他の国から入国する外国人は、入国後10日間は自宅または臨時生活施設で隔離となる。10日という隔離期間について、当局は「コロナの最長潜伏期間は14日だが平均潜伏期間は4~5日で、ほとんどが10日以内に症状が現れるか感染が確認されている」ためだとしている。
しかし、これについてチョン教授は
「患者の1~2%は、免疫が落ちて長期間ウイルスが体に残っている。通常、2~3週間は一部の患者からもウイルスが検出される。その一部から感染が広がっていく」
と、警鐘を鳴らす。
また、台湾は5月中旬に感染状況の警戒レベルを第3級とし、それに準ずる防疫措置を取った。当局はカラオケボックス、クラブ、スポーツ施設、入浴施設、美容室などを含む余暇施設を閉鎖させ、飲食店はテイクアウトのみを認めた。
学校や療養施設など公共施設の従事者は、2回のワクチン接種を受けない場合は罰金とした。宗教関係の指針も出され、全ての宗教が巡礼と参拝を中止した。
台北では映画館、公演場、遊園地、展示場などの営業が禁じられ、図書館や高齢者向けの生涯教育機関などの教育関連施設も閉鎖された。
2021年12月26日(日) 14時0分 Record China
https://www.recordchina.co.jp/newsinfo?id=887103