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【朗報】来季ナ・リーグDH導入でセ・リーグDH導入不可避wwwwww
ナ・リーグでも指名打者制度導入が不可避の状況
しかしこうしてセ・リーグが改革に消極的な間にも、世界の野球界は大きく動こうとしていることを見逃してはならないだろう。
というのも米大リーグがいよいよ「ユニバーサルDH」へと動き出している。その結果、これまで投手が打席に立っていたナ・リーグでも指名打者制度導入の可能性が高まってきているのである。
現在は労使交渉の決裂から経営サイドがロックアウトを敢行中で、大リーグの公的動きはすべてストップしている。しかし、いずれこのロックアウトが解除されれば、懸案だったナ・リーグへの指名打者制度の導入問題も動き出し、早ければ22年シーズンから、それがムリとしても、ごく近い将来に導入されることは不可避の状況となっているのだ。
「今季の投手の三振比率は44.2%に達した」
大リーグではコロナ禍の選手の負担軽減のために、20年にナ・リーグでもDH制度が暫定採用されたが、21年シーズンにはそのレギュレーションは解除された。しかし改めて9人野球に戻ってみると、9番に打つ気のない投手が入ることでゲームの緊迫感が削がれるという声が多く出ている。CBSスポーツは「今季の投手の三振比率は44.2%に達した」と伝え、9番打者が試合を「休む打順」となっていることを指摘している。
その中で機構と球団はよりスリリングな試合を求めて変革に着手しようとしている。選手会も両リーグで指名打者制度が導入されれば、もう1人、レギュラー選手が増えることで選手の出場機会も増加し、その分、年俸面でも大きなメリットがあることから推進派である。
いかにファンを飽きさせずに、野球の試合をよりエンターテイメント性の高いものとして提供できるか。その点に集約して、ナ・リーグへのDH制導入に踏み切ろうとしているのである。
そこで日本だ。
メジャーで採用されると翌年に日本でも導入されることが通例
過去のコリジョンルールなど、大リーグで採用されたルールは翌年に日本でも導入されることが通例となっている。そう考えるとナ・リーグに指名打者制度が導入されれば、翌年にはセ・リーグにも導入の可能性が浮上するはずである。ただ、試合運用のレギュレーションとなると、例えば延長戦の規定はメジャーが完全決着を原則としているのに対して、日本は交通事情なども配慮して引き分け制度を採用している。指名打者制度もそうしたレギュレーションの1つとすれば、大リーグで「ユニバーサルDH」が採用されても、日本はこれに追従しないという考え方もあるにはある。
ただ、もう1つ、考えなければならないのは世界的な潮流ということだ。
五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などの国際大会はもちろん、中南米の各国リーグ、またアジアの韓国や台湾など、いまやほとんどの国ではプロもアマチュアも指名打者制度が一般的なレギュレーションとなっている。その中で日本以外では9人野球の最後の砦だったナ・リーグも「ユニバーサルDH」が導入されるとなれば、世界を見回して9人野球に固執するのは、日本のプロ野球のセ・リーグと高校野球など一部のアマチュア団体だけという事態になってしまう。世界の野球から取り残され“ガラパゴス化”する可能性が高まる危険も出てくるのである。
投手交代の機微や代打の起用を巡る駆け引きなど、もちろん9人野球には9人野球の面白さがある。
ただ、指名打者制度になれば攻撃と投手交代を分離して考えられるので、先発投手を含めた投手陣にはより長いイニングを任せることができる。また死球をぶつけても報復の心配もない。その分厳しい内角攻めができるのも投手側の利点だ。打者の側はそうした厳しい投手の攻めを打ち崩すために肉体的にも技術的にも向上を求められる。また9番に投手が入ることで打線編成に制約があったが、指名打者制度になればその9番に若手を起用したりと、育成面でも“1枠”を活用できるメリットも生まれる。
「野球そのもののレベルアップには指名打者制度の方が有利」というのは、球界関係者のほぼ一致した意見となっている。
クライマックスシリーズや日本シリーズでヤクルト・高津臣吾監督が見せた代打・川端慎吾内野手、といった起用の場面は少なくなるかもしれない。しかし川端はひょっとしたら指名打者としてレギュラーポジションを得て、彼の選手生命も延びるかもしれない。もちろんロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手のような選手が現れれば、指名打者を解除して二刀流の投手を打席に立たせるという選択肢も残される。いずれにしても投手は1番から9番まで息を抜けない勝負が続き、「休む打順」がなくなることで、「プロスポーツとしての真剣勝負が徹底」されてゲームそのものの緊迫感を高めることにもつながる。
それは野球のエンターテイメント化という点でも必要不可欠な視点となるはずだ。
セ・リーグはもう一度、真剣に論議すべき
“セ高パ低”という今季のプロ野球の結果だけにとらわれるのではなく、常にリーグのレベルアップを目指すためにいかなる改革が必要なのか? そういう視点でセ・リーグはもう一度、真剣に指名打者制度導入について考え、論議すべきなのだ。
コロナ禍への対応でタイブレークなど伝統の野球とはかけ離れたルールでも大胆に導入した大リーグに対して、日本のプロ野球はあまりに保守的ではなかっただろうか。
タレントのビートたけしさんが13年も務めていたTBS系の情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜日22時)の総合司会を卒業することを決断した直接的なきっかけは野球だったという。ニュースサイトの「NEWSポストセブン」での本人の説明によると、11月27日の放送が、延長12回、5時間に及ぶ熱戦となったオリックス対ヤクルトの日本シリーズ第6戦の余波で、午前0時20分の開始だった。この深夜の生放送に「そろそろ負担のかかる仕事をセーブしていかないとマズい」と痛感したのだという。
引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1640484252/