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阪神・近本を「GG賞外野手」に育てた筒井コーチとの〝二人三脚〟
東スポWeb
ゴールデン・グラブ賞受賞の近本は筒井コーチへ感謝を述べた(東スポWeb)
自己最高の打率3割1分3厘をマークした阪神・近本光司外野手(27)は最多安打、ゴールデン・グラブ賞、ベストナインに輝き、今オフは表彰ラッシュとなった。今月17日の契約交渉でも倍増の年俸1億5000万円を勝ち取るなど、名実ともにチームを代表する選手の一人に成長した。
数多くのトロフィーを手にした中で、本人が最も喜んだのはGG賞だった。受賞に際しては「プロ入りから筒井コーチと一緒に目指してきた賞ですので、初めて受賞することができてとてもうれしいです」と筒井壮外野守備走塁コーチ(47)へ感謝を述べた。
左の肩肘を痛めた影響で、大学3年時に投手から外野手に本格転向した近本には、筒井コーチも思い入れがあるようだ。「プロ入りした時点で外野手としての経験が圧倒的に足りなかったこともあり、守備は下手だった。『チームで一番下手なくせに試合に出るわけにはいかない。3年でゴールデン・グラブ賞をとるぞ』と伝えたら、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていたのを覚えていますね」と笑いながら当時を振り返る。
最大の課題はスローイング。「学生時代に肩肘を壊した影響があった。再発させないよう、痛みの出ない投げ方を本人と話し合いながら模索していきました。(DHのない)セ・リーグですから守れなくなったら話にならない。『こういう投げ方になると最後に伸びない』『ワンバウンドの意識が強すぎると球が必然的に落ちてしまう』というような話を繰り返ししました」(筒井コーチ)
近本は自分のことを「頑固者」と表現するが、筒井コーチは「頭がよく考える力がある子。論理的に話せば素直に話を聞いてくれるタイプ」との見方をしている。「納得いかないことがあれば、すぐに自分に聞きにくるようにさせていました。『壮さんに言われた動作でやるといいボールがいかないです』と言われた時には、その場ですぐにその動きをさせてビデオに撮影して問題点を指摘する。そうすると『ああー。なるほど…。また今日から頑張ります』といったように納得してくれる(笑い)」
指導のかいあって守備力は劇的に改善し、近本はリーグを代表する外野手となった。最近は手がかからなくなったこともあり「マンツーマンで指導することも減ったのですが、そうしたら近本に『最近、なんか壮さん冷たいですね…』と言われてしまいました」。筒井コーチは苦笑交じりに教え子の成長に目を細めている。
(金額は推定)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f8fd274d211f3bca50bda3da54538fa41f051e2
引用元: https://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1640206080/