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【ハンギョレ新聞】イスラエルの犯罪を批判した李大統領…「他の国が言えないことを言った」
「数十年間、国際社会から無視され続けてきたパレスチナの人々にとって、他の国の首脳がイスラエルの犯罪を明確に糾弾する姿を見ることは非常に励みになります」
パレスチナ系3世の留学生ファティマさん(仮名・22)は、最近イスラエルを明確に糾弾するメッセージを出している李在明(イ・ジェミョン)大統領の動向に「驚いた」と語った。直接的な利害関係のない中東以外の国家指導者が、イスラエルに対し「国際法違反」の責任を問う状況は、パレスチナの人々にとっても非常に異例のことだという。ファティマさんは12日、ハンギョレの取材に対し、「現地にいるわけではないので、正確には分からないが、インスタグラムやX(旧ツイッター)を見る限り、パレスチナの人々や支持者たちが李大統領の発言を喜んでいるようだ」と伝えた。
李大統領がイスラエル外交当局との摩擦までも覚悟して連日批判メッセージを発信していることを受け、韓国に居住するパレスチナ人や関連連帯団体の間からは「歓迎」の声があがっている。政界や外交界で、李大統領の突発的なメッセージが「国益に合致するのか」をめぐり激しい論争が繰り広げられる中、国際舞台で孤立してきたパレスチナ人や支援団体にも少なからぬ波紋を広げているようだ。
2022年末から韓国に住んでいるガザ地区出身のサレ・アルアンティシさん(29)は、「李大統領の発言がソーシャルメディアを通じて広まり、ガザの多くのパレスチナ人や活動家たちが歓迎している。(ガザ出身で現在エジプトに居住している)母からも、そのニュースを見て喜んだという連絡があった」と伝えた。
李在明大統領のXアカウントのキャプチャー//ハンギョレ新聞社
「パレスチナと連帯する韓国市民社会緊急行動」は11日、緊急声明を発表し、「(李在明大統領のメッセージは)私たちにとって新鮮な衝撃だ」とし、「韓国政府の首脳が、過去2年半にわたる集団虐殺の期間中、イスラエルが占領地パレスチナで犯した戦争犯罪に言及したのは初めてだ」と指摘した。緊急行動は「主語を省き、平和と人道主義に対する一般的な支持を表明するにとどまる儀礼的な外交的レトリックを超え、『いかなる状況においても国際人道法は遵守されなければならない』という原則に立ち戻るよう促したのも初めて」だとし、「遅きに失した感があるが、世界の人々の良心に同調するという韓国政府の宣言を改めて歓迎する」と述べた。
X(旧ツイッターr)でも、中東在住のユーザーやジャーナリストたちを中心に、李大統領のメッセージが「異例かつ鼓舞的」だという反応が相次いでいる。アルジャジーラの元アンカーでレバノン系英国人ジャーナリストのギーダ・ファフリー氏はXへの投稿で、「韓国はドイツや他の国々が口にできなかったことを言った。過去の苦痛が現在の残虐な行為を正当化することはできないという事実だ」とし、「韓国のような国がこれを指摘する時、他の国が沈黙を選んでいるかどうかが明らかになる。これは明確さの欠如ではなく、勇気のなさを示す」と記した。
パレスチナ支援団体は、李大統領のメッセージが実質的な行動につながるべきだと主張している。「パレスチナ緊急行動」は声明で、「重機・軍需物資のイスラエルへの輸出を禁止するなど、韓国の武器が戦争に利用される状況を止めなければならない」と訴えた。ファティマさんも「韓国がイスラエルに武器を供給することは、パレスチナの人々に対して行われている犯罪に韓国政府も加担していることを意味する」とし、「韓国の市民もイスラエル製品や関連企業に対する不買運動に参加し、パレスチナの歴史を正しく理解してほしい」と語った。






