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疾病管理庁によると、システムエラーは同日午前9時10分ごろに始まり、9時25分ごろから段階的に改善され、9時45分ごろからは正常化したという。疾病管理庁が管理する選別検査所だけでなく、一部の保健所でもサーバーがダウンした。ソウル駅広場選別検査所の場合、午前10時ごろまでシステムにつながらず、手書き方式で検査を進めた。一部の地域では検査を受けに来た人々を帰らせる事態まで発生した。今年夏の「ワクチン予約混乱」、今月13日の「防疫パスのシステムエラー」に続き、今は新型コロナ検査システムさえ止まる事態となったのだ。
ソウル市東大門区選別診療所に検査を受けたある人は「現在妊娠8カ月目なので、わざわざ朝早く来て列に並んだのに、外で45分も待った。
『全国的にQRコード接続システムがマヒしていて、検査ができるかどうか分からない』という説明しか聞いていない」と激怒した。そして、「職員に話して、いすに座ってからもずっと待たされた。住所や電話番号などを手書きで作成した後、やっと検査が受けられた」と話した。この日1-2時間並んだ人々の中には未成年者や高齢者もいた。
18日の疑い例の届出や臨時選別を含む新型コロナ検査件数は18万7930件だった。最近の新型コロナ流行再拡大で、今月14日から検査件数が1日30万件近くに増えていたが、週末の同日は検査件数がむしろ減った状況だった。疾病管理庁もエラーの原因については「新型コロナ検査件数の増加とは関係ない」「診断検査機能向上のためシステム改善作業を行っていた中、予期せぬ負荷で(処理)速度が著しく遅くなる現象が発生した」と説明した。最近の新型コロナ検査件数急増に伴い、これに持ちこたえられるようにするためのシステム速度改善作業を同日午前中に実施したが、その後のモニタリング過程で異常が発生したということだ。
疾病管理庁は同日午前10時ごろ、「原因不明のサーバー負荷が発生した。
緊急復旧作業を行っているところだ」と明らかにした。その後、「システム再起動でサーバーを正常化する措置を取った。段階的にサーバー性能が安定してきている」と述べたが、それ以降も地域検査所によっては段階的復旧に数十分かかるところがあり、検査待ちの行列が伸びた。サーバーの不安定な状態が完全に解消されるのにさらに数十分かかったとのことだ。
疾病管理庁のシステム不通問題は今回だけではない。防疫パス義務化の初日だった今月13日も、サーバーに負荷がかかりすぎてエラーになるという事態が発生した。だが、こうした事態は疾病管理庁の問題というだけでは済ませないとの指摘もある。新型コロナ関連のコンピューターシステムに問題が相次いでいることから、情報技術(IT)問題は首相室が主宰する中央災難(災害)安全対策本部が汎政府的に対応する必要がある、という指摘だ。
キム・ギョンウン記者
朝鮮日報 2021/12/20 09:31
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2021122080008