阪神・佐藤輝モデルバット、2022年2月発売 「うれしい」一人前の証しや

阪神・佐藤輝モデルバット、2022年2月発売 「うれしい」一人前の証しや

阪神・佐藤輝モデルバット、2022年2月発売 「うれしい」一人前の証しや

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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が来季に向け、ニューモデルのバットを導入することを明かした。新たにブランドアンバサダー契約を結んだミズノ社のバット工場を訪れ、今季よりグリップエンドを大きくしたものに改良。今季の173三振を減少させるべく、コンタクト率を上げて四球増加も狙い「脆(もろ)さ」の解消を図る。
 22年シーズンを戦う「新相棒」が決まった。2年目の大爆発を見据え、佐藤輝は改良部分を説明した。
 「グリップエンドを大きくしました。ちょっとだけですけど。(理由は)そっちの方が持ちやすいから。(指の)引っかかり具合がいいかなって」
 プロ1年目の今季は同じミズノ社のバットである広島の堂林モデルを自身に合うようにして使った。来季からブランドアンバサダー契約を結んだことで同社のバット工場に足を運び、職人に要望を伝えるなど意見交換も実施。「すごく丁寧に人の手で作ってくれている。職人技を感じましたし、こうやって支えていただいている方々のためにも結果で恩返ししなくては」。相棒への愛着度を深めた上で、自らバットを手に取り感触を確かめた。
 「(バットの)どこをこう(改良)したら三振が減るとかは分からない。コンタクト率が上がるようにいろいろ試しながらやっていきたい」
 今季は12球団ワーストの173三振を喫し、四球も25個。セイバーメトリクスの指標の一つで選球眼の良さにも通じる、四球数を三振数で割った「BB/K」はセ・リーグでは最低の0・14だった。今季、リーグ優勝から日本一となったヤクルトの4番・村上は19年の184三振から確実に三振数を減らすと同時に四球数を増やした。今季の「BB/K」はリーグ6位の0・80。佐藤輝も同様の成長が求められる。
 「(四球が増えれば)出塁率も上がるし、打率も上がる。近本さんみたいにヒットを打ち続けられるタイプじゃないので、少しでも(四球を)増やしていけたらと思いますね」
 “サトテルモデル”は来年2月に発売予定となった。「イチローさんモデルとか、小さいときに“これ欲しいな”って言っていた。自分の(モデル)が出るのはうれしい」と純粋に喜んだ。新たな相棒とともに、進化を求める。(阪井 日向)
 《内野手用もサイズアップ》佐藤輝は内野手用のグラブも、今季よりサイズアップしたものに変更したことを明かした。「普通の人が見たら、外野手用かなって(思う)くらい、結構デカい。(西武)山川さんとか(巨人の)岡本さんとかめちゃくちゃ(打球が)速かったんで。そういう打球を捕れるように」。14日の契約更改後に本職とする三塁の定位置奪取に意欲を示しており、守備面での“相棒”にも改良を加えた。
 ▽BB/K 野球を統計学で分析するセイバーメトリクスの指標の1つ。1三振あたりの四球数を示し、四球÷三振で算出する。この数値が高いほど選球眼が良い打者とされる。今季規定打席以上の打者でセ・リーグトップはマルテ(神)の1・03(74四球/72三振)。パは吉田正(オ)の2・23(58四球/26三振)。佐藤輝の0・14は紅林(オ)の0・12(12四球/101三振)に次ぎ、両リーグで2番目に低かった。


阪神佐藤輝明 子どもの頃は「イチローモデル」オーダーグラブ&バット発売  https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112180000861.html  pic.twitter.com/qopLVF5YDd


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