【五輪】激戦の女子、フリーはミス許されぬ戦い 1位中井から3位リュウまで2・12点差 技術点で逃げる中井か、演技構成点で追う坂本か…史上初の表彰台独占も

【五輪】激戦の女子、フリーはミス許されぬ戦い 1位中井から3位リュウまで2・12点差 技術点で逃げる中井か、演技構成点で追う坂本か…史上初の表彰台独占も

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 【ミラノ(イタリア)17日=大谷翔太】女子ショートプログラム(SP)が行われ、日本勢が好スタートを切った。初出場の17歳、中井亜美(TOKIOインカラミ)が78・71点で1位。3大会連続出場の坂本花織(シスメックス)が77・23点の2位と続き、3位は世界女王のアリサ・リュウ(米国)が76・59点。初五輪の千葉百音(もね、木下グループ)が74・00点で4位でフリー(日本時間20日)に進んだ。

 SPは上位9人が70点超え、1位から3位までが2・12点差というハイレベルな激戦。大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器とし、この日、日本女子では4人目となる五輪での成功者となった中井が自己ベストをマーク。堂々のトップに立った。表彰台圏内で追うのは、22年北京五輪銅メダルの坂本と、世界女王のリュウ。両選手ともミスなく、ほぼパーフェクトな演技を披露した。

 いずれも勝てば初優勝となる勝負のフリー。上位陣の今季自己ベストは、以下の通り(〈数字〉はランキング)となる。

 〈1〉坂本花織 150・13点

 〈2〉中井亜美 149・08点

 〈3〉アリサ・リュウ 146・70点

 〈7〉千葉百音 144・94点

 トップ中井は、坂本にSPで1・48点リード。カギを握るのは、1本の投入が見込まれるトリプルアクセルを含むジャンプの成功だ。今季ベストの内訳では、3回転半で減点がありながら技術点では坂本を5・21点上回る。大技で加点を引き出し、出来栄え点の取れるジャンプを重ねればさらに優位に立てる。

 追う坂本が戦う土俵は演技構成点。今季ベストでは中井を6・24点上回っており、技術点で劣る分をカバーしている。この日のSPでも、技術点では4・94点、中井を下回ったが、演技構成点で3・46点挽回。全29選手の中で唯一、3項目を9点台でそろえて持ち味を発揮。フリー「愛の讃歌」を完遂すれば、逆転Vも見えてくる。

 3位から逆転優勝を狙うリュウは、昨年の世界選手権で優勝するなど経験値が豊富。4位千葉も、同大会では3位に入っており、大舞台での戦い方を知る。何より初出場の17歳が演技するのは、最終滑走。SP後、元世界女王の坂本が「もちろん、追いかける方が楽なので」と言うように、大トリの重圧も当然予想されるが、中井は大会前「失う物は、何もないので」と頼もしく語っていた。ミスが許されない、緊張感高まるフリーでの決戦。日本女子初のダブル表彰台、そして表彰台独占にも期待がかかる。

◇女子フリー(日本時間20日午前3時開始)主な選手の登場時間(数字は演技順、表記は日本時間)

12 アンバー・グレン(米国)=4時42分

17 イザボー・レビト(米国)=5時44分

19 アナスタシア・グバノワ(ジョージア)=6時8分

20 アデリア・ペトロシャン(AIN)=同16分

21 千葉百音(木下グループ)=同24分

22 アリサ・リュウ(米国)=同32分

23 坂本花織(シスメックス)=同40分

24 中井亜美(TOKIOインカラミ)=同48分IMG_3826

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