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GPT5.2が理論物理学の定説を覆し、シンプルな新公式を発見 AIが科学的発見の主体となり得ることを示す歴史的な事例
OpenAIおよび複数の報道によると、今回の発見は素粒子物理学の根幹に関わる「散乱振幅」の計算に関するものだ。具体的には、原子核内の強い相互作用を媒介する素粒子「グルーオン」の振幅計算において、特定の条件下(ヘリシティ構成)では相互作用がゼロになるとする従来の教科書的な定説が存在した。しかし、GPT-5.2はこの定説に反し、特定の条件下(half-collinear regime)において相互作用が非ゼロとなり、かつ極めてシンプルな数式で記述できることを突き止めた。
この発見プロセスにおいて、GPT-5.2は単なる計算機以上の役割を果たした。まず、GPT-5.2 Proモデルが、人間が計算した複雑な数式を劇的に簡略化し、そこに潜むパターンを特定して一般公式を「推測(Conjecture)」した。続いて、内部の推論強化モデルが約12時間にわたる自律的な思考を行い、その公式が正しいことを数学的に「証明(Proof)」した。AIが仮説の立案から厳密な証明までを一貫して行った点は、従来の科学研究支援AIとは一線を画す成果だ。
この結果は、Nima Arkani-Hamed氏(プリンストン高等研究所)ら著名な物理学者によって検証され、正しいことが確認された。Arkani-Hamed氏は、GPT-5.2と人間の専門家の協働が厳密な科学的探究の基準を満たすモデルケースになると評価している。
また、研究チームは既にこの手法を重力を媒介する理論上の粒子「グラビトン(重力子)」の研究にも応用し始めており、さらなる物理法則の解明に向けた一般化が進められている。今回の成果は、AIが既存の知識の検索や整理にとどまらず、人類が未だ知り得ない科学的真理を独自に発見できる能力を有していることを実証したといえる。
[ビジネス+IT]
2026/2/15(日) 21:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/409f5df554232025b0ab3aa48b2116d80e53a38c




