学校から“ウサギ”が消えたのは、なぜ? 動物飼育が半減した「切実な理由」とは

学校から“ウサギ”が消えたのは、なぜ? 動物飼育が半減した「切実な理由」とは

学校から“ウサギ”が消えたのは、なぜ? 動物飼育が半減した「切実な理由」とは

1 カラカル(茸) [BR] :2026/01/19(月) 20:10:48.72

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https://news.yahoo.co.jp/articles/3cf62ba13918292090fb36de3042b05fa98158c7

 ウサギやニワトリ、モルモット……学校で飼われている動物が減っているのをご存知でしょうか? 親世代が子どもの頃は当たり前だった、学校の飼育動物が減ってきた理由と、課題を乗り越えて飼育を続けている学校の工夫について取材しました。

■魚・両生類・昆虫の飼育は13.6%→50.9%に増加!

「最近、子どもの学校で動物が飼われていないな」と思ったことはありませんか? 実は全国の小学校で、その印象通りのことが起こっています。

 大手前大学教授で心理学者の中島由佳さんの調査によると、2003~2012年は93.4%もの小学校が「動物を飼育している」と回答 。ところが2017~2018年には、「動物飼育をしている」小学校は85.8%まで減少していました。

「『飼育なし』は6.6%から14.2%に増えています。また、飼育されているにしても、その動物種に大きな変化が見られました。鳥と哺乳類が著しく減少して、魚・両生類・昆虫が13.6%から50.9%まで急増したのです」(中島さん)

■鳥インフルエンザに、教員の負担…学校飼育を阻む壁

 学校での動物飼育、特に鳥・哺乳類が激減したのはなぜでしょうか。中島さんは、2003年に流行拡大した鳥インフルエンザが理由の一つと考えています。

「鳥インフルエンザ流行時に養鶏場のニワトリが処分されているのを受けて、『学校のニワトリを子どもに接触させるのも控えた方がよいのではないか』との考えから、各自治体や学校で鳥の飼育を控えるようになりました」
 その結果、ほとんどの自治体では、子どもではなく教員が動物の世話をすることになったそうです。

「慣れない飼育を教員が急に担当するのは大変です。そのため、飼育していたニワトリが死んだあと、次の動物を迎えることに二の足を踏む学校が増えました」(中島さん)

■長期休暇の動物飼育は、だれが担当する?

 鳥だけでなく、ウサギやモルモットの飼育まで減った背景には、さらに別の問題もあるようです。

「鳥インフルエンザの流行が落ち着くと子どもたちの動物飼育も再開されました。しかし、安全上の問題や異常なほどの猛暑の影響で、『夏休みなどの長期休暇に子どもだけで学校に来て飼育小屋を掃除させるのは危ないのでは』との危惧から、長期休みの飼育はやはり先生が主体の仕事となっていったのです」(中島さん)

 鳥インフルエンザへの警戒に始まり、教員の負担増、そして安全安心への懸念の高まりから、鳥と哺乳類の飼育数は減っていったのです。

 文部科学省は2024年に「学校における動物の飼育について」と題する通知を出し、学校で動物を飼育する際に適切な環境と態勢を整えるよう要望しました。

 そこには、休日でも清掃や給餌などの管理ができる体制を整えること、獣医師や動物看護師などの指導の下に飼育できるよう努め、動物が病気やけがをした場合は適切な措置を講じられる体制や予算を整えること、などが挙げられています。

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