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《探る考える》発達障害と向き合う 悩み尽きず保護者疲弊 多様性認める社会に
(出典:上毛新聞) |
精神障害 > 発達障害 発達障害(はったつしょうがい、英: Developmental disability、DD)は、身体や、学習、言語、行動の何れかにおいて不全を抱えた状態であり、その状態はヒトの発達期から現れる。原因は先天的な脳機能の偏りである事が殆どで、発達
46キロバイト (6,817 語) – 2021年12月12日 (日) 03:27
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上毛新聞社 12/13(月) 6:04
発達障害のある子どもはコミュニケーションや学習面などに困難を抱え、学校生活で苦労することがある。保護者も悩み、疲弊する場合が少なくない。国の調査では小中学生の6%程度に発達障害の可能性があるとされ、大人になってから診断を受け、初めてその状態に気付く人も。近年、複数の著名人が自身について公表するなど理解が進んできたが、これまで表立って語られることが少なかった。発達障害の「リアル」に迫った。
衝動的行動
「3歳の夏、夜中に水遊びをすると言って急に起き出し、制止を振り切って家の外に出てしまったことがあった。衝動的過ぎて驚いた」。群馬県の西毛地域の主婦、田中敦子さん(41)=仮名=は、発達障害のある高校1年生の長女(16)の幼いころを振り返り、苦笑した。
長女は、保育園に入ったころから他の子どもと異なる行動が見られた。だが、就学時健診は「異常なし」。児童相談所で検査も受けたが、結果は発達障害とまではいかない「グレーゾーン」。不安を抱えたまま、小学校進学を見守った。
学習面で支障が出始めたのは2年生のころ。算数の計算でつまずいた。漢字ドリル4ページ分の書き写しに3時間かかったことも。深夜まで泣きながら鉛筆を握る姿に胸が痛んだ。
5年生のとき、情緒障害の特別支援学級に入れることも考えたが、学区外の学校にしか設置されておらず家庭の事情もあり諦めた。
その年の冬、長女は医療機関で確定診断を受けた。「注意欠陥(欠如)・多動症」「自閉スペクトラム症」。予想通りの結果だった。
長女の将来が不安だった。「発達障害者が暮らしやすいまちに移ろう」。進級と同時に現在暮らす自治体へ移住した。
長女は引っ越し後、環境の変化に適応できず6年生で不登校になったが、中学校では情緒障害の特別支援学級にも通った。高校は発達障害に理解がある一般校に入学。現在は学校生活を楽しんでいるという。ただ、悩みの種は尽きない。今心配なのは進路だ。特に就職する場合、選択肢は「一般採用枠」と、精神障害者保健福祉手帳を取得して就労する「障害者採用枠」があるが、どちらを選んでも難しい状況に置かれる可能性がある。
一般枠で就職した場合、発達障害の特性である集中力の欠如が影響し、工場などで継続的な仕事ができない可能性が高い。一方、障害者枠で就職する場合は、一般枠と比べて職種や求人数が限られる。田中さんは「そもそも(障害者の)手帳を持つことで、結婚が不利になる可能性もある。娘は今、そこで一番悩んでいると思う」と話す。
※続きはリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/684c3bfc58dc5d4cf9e51937c24a99cd9dbd3f55
5年生の冬、田中さん(仮名)の長女に出された医師の診断書
(出典 i.imgur.com)
田中さん(仮名)の長女が確定診断を受ける前、児童相談所で受けた検査の結果