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【ファンダンゴギ】 韓国歴史・考古学界、「桓檀古記」巡り政府に「疑似歴史」との決別要求
韓国歴史研究会、韓国古代史学会、歴史学会など48の学会は17日、声明を発表し、「李政権と与野党は疑似歴史の危険性を直視し、明確に一線を画すべきだ」と表明した。
各学会は「李大統領が東北アジア歴史財団の業務報告において、『ファンパ(桓檀古記の熱狂的信奉者)』や『桓檀古記』に言及したことを機に、疑似歴史が政治・社会問題として浮上した」と懸念を示した。その上で、同書について「明白な偽書」であると強調した。
「桓檀古記」は、高麗末期から朝鮮王朝初期にかけて著された複数の書物を基に1911年に刊行されたと称している。
しかし、歴史学の主流派の間では、1979年に創作された偽書であると断定している。
学会側は「『桓檀古記』に基づく疑似歴史は、不正選挙論と同等に根拠のない主張だ」とし、「その根源は日本帝国主義の『大アジア主義』に通じている」と指摘した。さらに「歴史学界と疑似歴史の間には、いかなる学術的論争も存在しない」とし、「あるのは疑似歴史による一方的な誹謗(ひぼう)と荒唐無稽な主張のみだ」と訴えた。
続けて「李政権は疑似歴史に対し明確な見解を表明し、いかなる支援も行うべきではない」とした上で、「政界は政治的利害を離れ、断固たる態度を取ってほしい」と強く促した。
韓国の歴史学界は、疑似歴史に対して一貫して批判的なスタンスを取っている。ことし10月に開催された全国歴史学大会においても、その危険性を周知する声明を発表していた。
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2025/12/18 05:42
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