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【何故か上から目線の韓国】日本にすら敗れたK-防疫
▲ 檀国大学校・寄生虫学科 ソ・ミン教授
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「他国の一時的な状況悪化について “大失敗” だの “完敗” だのと中途半端な結論を下し、他国の防疫政策の背後にどのような悩みや計算があるのか詳しく見ずに、表面的な観察だけでK-防疫がまるで “世界最高” という形の過剰な自負心に陥っていたのではないか、振り返る必要がある」・・・。間もなく出版される『K-防疫はない』の共同著者、チャン・ブスン教授のK-防疫の評価である。
政府の統制にしっかりと従い、マスクの着用率が世界1位の国民のおかげで感染者が少なかっただけで、ウリナラ(我が国)の政府はコロナ防疫に対して終始一貫して無能だった。ワクチンを後から求めたのもそうなのだが、自営業者だけを窮地に追い込んだことも、庶民のために政権がしてはならないことだった。社会的距離を置くことを、政治的立場が異なる人々を統制する手段として使ったことも問題だった。8.15集会の参加者を『殺人者』と呼び、車の壁を設置して集会を源泉封鎖(元から断つこと)した政権が、民労総(民主労働組合総連盟)に寛大すぎではなかったか?
『ウィズコロナ』に備え、病室を確保できなかったのはさらに情けない。一昨日の記事を見てみよう。ソウルや仁川(インチョン)などの重症患者の病床稼動率が90%を越えるほど一杯で、病床を決められずに入院待機中の者も2,000人を目前にしているという。待機者の死者が増えるのは当然の結果で、12月11日の一日だけで歴代最多である80人が命を失った。事情がこれにもかかわらず、現政権は去る2年間K-防疫を広報し続けてきたが、『K-防疫が世界の標準になるだろう』という豪言壮談(大言壮語)は、いま考えると笑ってしまう。
それでも一つの癒しはあった。日本よりもウリたちの防疫のほうが上手くできているという言葉である。二度と日本には負けないという大統領の誓いもあったが、35年間植民地だった痛切な過去のために、日本には遅れをとりたくなかったのが国民感情ではなにか?幸いにも感染者の数(少なさ)でウリたちは常に日本に勝っていた。 8月14日から日本で一日2万人ずつ確診者が出た時、ウリたちのメディアは『統制不能』、『都市封鎖を検討』、『医療崩壊』などの単語を使って日本の状況を嘲笑した。さらにワクチン接種率も、日本がウリたちより良いものはなかった。
今年4月の記事を見てみよう。「東京オリンピックを100日後に控えた日本、接種率1%にも満たない」。・・・理解できなかった。日本はウリたちよりもかなり前に、全国民が接種したとしても余る数のワクチンを求めた国。だがしかし、なぜこんなに接種率が低いのだろうか?インターネットではなく、「郵便で接種の申請をしなければならない、遅れた行政が足を引っ張った」というのが、当時のウリたちのメディアの分析だった。あるメディアでは、「このような方式なら、日本がワクチン接種を全て終えるには126年かかるだろう」という見出しで日本の遅れた接種を嘲笑ったりしていた。
中部日報(韓国語)
http://www.joongboo.com/news/articleView.html?idxno=363516476