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阪神・ドラ2鈴木 江夏魂継承 背番号「28」決定で決意「世界一の左投手に」
阪神の新人選手入団発表会が13日、大阪市内のホテルで行われ、阪神ドラフト2位の鈴木勇斗投手(21)=創価大=が背番号28に決定し、半世紀近く前に同番号を背負った球団の先輩・江夏豊氏のような鉄腕を目指す決意を口にした。
「28番が似合うような投手になっていきたい。(江夏氏同様に)鉄腕左腕と言われるように、自分もたくさん投げてタイガースを支えていけるような選手になっていきます」
通算206勝左腕の江夏氏は9年間阪神で28番を背負い、エースとして活躍した。同氏は高卒入団ながら1年目に12勝をマーク。鈴木は大卒だが、即戦力として期待に応えるために「先発ローテーション入り」を目指す。
「自分の中では先発で1年間、投げていきたい。まずはプロ初勝利を目標に、そこから勝ちを重ねて、最低でも10勝。(今季10勝の)伊藤将投手に負けないように頑張ります」
新入団会見の壇上では、矢野監督の隣で「日本にとどまらず、メジャーに行って世界を代表する、世界一の左投手になります」と大きな夢を掲げつつ、「まずはタイガースでずばぬけた成績を残す。タイトルは全部取る気持ちで」と“江夏級”のタイトル総なめも狙う。夢も目標もスケールの大きい鈴木が、猛虎軍団に新風を巻き起こす。