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【WHO声明】オミクロン株はデルタ株よりも感染の拡大が速い 「デルタ株を上回りそうだ」
世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は12日に発表した声明で、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染が起きている場所で、同株が流行の主流となっているデルタ株の感染を「上回りそうだ」との見解を示した。
オミクロン株にはワクチンの有効性が低下することを示唆する情報があるとも指摘した。
WHOは声明で、「現在限られている証拠に基づく」とした上で、オミクロン株はデルタ株よりも感染の拡大が速いと分析。
明確な要因は判明しておらず、「免疫を回避しているのか、感染力が高いのか、あるいはその両方なのかは不明だ」とした。
一方、初期段階の報告や、ウイルス表面にある突起状の「スパイクタンパク質」にかなりの数の変異があることが「ワクチンの有効性が低下することを示唆している」と指摘。ただ、ワクチンの有効性に関する「データは限られており、(十分に検証された)証拠もない」とし、さらなる調査が必要との認識を示した。
産経新聞
https://www.sankei.com/article/20211213-2MVT6G4QAFMHVNEOETRF7OZSCA/