【韓国】旭日旗狩り　カニアレルギー　旭日旗ポリス…増え続ける異名『学習ドリル』が標的に

3: (シンガポール) [US] 2021/12/12(日) 19:44:53.02 BE:645525842-2BP(1000)

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■日本の人気コンテンツ、韓国で流通したら旭日旗論争に晒される運命

　韓国で流通している日本の漫画やアニメが、ネット上の「旭日旗論争」で炎上したケースは数え切れない。日本でもだいぶ報じられたと思うが、昨年は世界的なヒット作である『鬼滅の刃』の主人公、炭治郎の耳飾りの模様が旭日旗に似ているという騒動が起こった。批判を意識したのか、韓国で放映されたアニメーションは炭治郎の耳飾りのデザインが変えられていたが、劇場版アニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開されると、やはり韓国メディアは「旭日旗論争」「右翼アニメ」などの表現を使い、問題視した。

『鬼滅の刃』と肩を並べるほどにまで人気急上昇中の『呪術廻戦』も旭日旗論争に巻き込まれたことがある。韓国で出版されたコミックス第1巻の1話に描かれた放射状の背景が旭日旗を連想させると指摘されたのだ。そのような声があったためか、この背景はアニメ版では使われなかった。しかし、その後も「公式グッズでは旭日旗の模様を使用している」とか「漫画で神風を連想させる内容が出ている」などとして、「右翼漫画」の議論が続いている。

　それだけではない。『クレヨンしんちゃん』『ドラえもん』『SLAM DUNK』『ドラゴンボール』に至るまで、韓国で出版・流通される日本のありとあらゆる人気漫画は、常に旭日旗論争に晒されてきたのだ。

　世界で最も多く売れたコミックとして有名な『ONE PIECE』が関係する2014年の旭日旗論争は、韓国の裁判所まで巻き込む事態となった。この年の7月12日から「頂上決戦完結編」をテーマにしたワンピース特別企画展がソウル・龍山戦争記念館で開催される予定だった。ところが、直前になり戦争記念館側から一方的に主催者側に「貸館不可」を通告されたことが騒動の発端だった。

4: (シンガポール) [US] 2021/12/12(日) 19:45:08.77 BE:645525842-2BP(1000)

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■ONE PIECE展開催直前に、ホームページで「会場の貸し出し不可」を通告

　戦争記念館側は開催の2日前の7月10日、ホームページでこう発表した。

「『原作に戦犯旗（旭日旗）が登場するONE PIECE展を戦争記念館で開催するのは問題』という苦情が多数提起された。日帝強占期の抗争歴史を教訓として伝える記念館で企画展を強行するのは論議を呼ぶ恐れがあり、貸館を取り消す」

　これに対して主催者側は「展示内容に旭日旗と関連する物はない」と抗弁したのだが、戦争記念館側は「展示内容には戦犯旗は登場しないが、原作の中で戦犯旗と見られるイメージが何回も登場することを確認した」として全く退かなかった。

　その結果、主催者側は「3年間で約18億ウォンを投じて企画展を準備した。すでに数カ月前に貸館契約を締結し、約5000枚の入場券が売れた状態だ」として、ソウル裁判所に「貸館取り消し中止仮処分」を申請した。裁判所は「旭日旗がごく少数の場面に登場しているが、否定的なイメージで使われたため、該当漫画が日本帝国主義を称賛するとは考えられない」として、主催者側の仮処分申請を受け入れた。結局、予定より2週間遅れで7月26日からONE PIECE企画展がやっと開かれることになったのだった。

　日本の読者は「そんな些細なことでこんな大騒動になるなんて」などと考えるかもしれないが、今にして思えば、当時の韓国社会は、まだ旭日旗に対する反感が現在ほどは拡散しなかった時期だった。当時のメディアの報道によると、戦争記念館のホームページには「ONE PIECEの企画展に反対する」という意見は4、5件しか寄せられず、「ONE PIECE企画展を開いてほしい」というコメントのほうが多かったという。

6: (シンガポール) [US] 2021/12/12(日) 19:45:23.07 BE:645525842-2BP(1000)

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■文在寅政権で先鋭化した「反・旭日旗」感情、李在明氏が次期大統領ならさらに過激に

　では、旭日旗問題が日韓間の懸案としてクローズアップされたのはいつごろからなのか。それは、文在寅政権発足後のことと言っていい。

　2018年10月、韓国済州島で行われた国際観艦式において、日本の海上自衛隊艦の旭日旗掲揚を韓国側が認めなかったため、日本側が出席をボイコットするという事態が起きた。これが契機となり、日本でも、そして韓国でも「旭日旗」が非常にセンシティブな問題になった。

　旭日旗を巡って日韓が対立する状況は、さらに先鋭化する恐れがある。

　韓国与党の大統領候補である李在明（イ・ジェミョン）候補は「歴史歪曲断罪法」を成立させるべきと公言している。すでに韓国では、5.18民主化運動（光州事件）に対する誹謗中傷を処罰する法案が国会を通過しているのだから、李在明氏が宣言しているのは、これからは日帝時代に対する賞賛や独立運動家を中傷する発言などを処罰するという法律だろう。すでに与党議員らが発議した「旭日旗掲揚禁止法」もこの歴史歪曲断罪法に含まれる可能性も濃厚だ。

　旭日旗をめぐる日韓の対立は今後さらに激しくならざるを得ないだろう。

《2019年9月、韓国の国会では2020年に予定されていた東京オリンピックの競技場に旭日旗を持ち込むことを禁止する決議案を可決した。写真はこの決議案を主導した与党・共に民主党の安敏錫（アン・ミンソク）議員（写真：YONHAP NEWS/アフロ）》
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