阪神・原口 矢方美紀とがんを語る「まさか自分が」発覚時は動揺

阪神・原口 矢方美紀とがんを語る「まさか自分が」発覚時は動揺

阪神・原口 矢方美紀とがんを語る「まさか自分が」発覚時は動揺

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阪神・原口文仁捕手(29)が11日、MBS主催の「ちゃやまちキャンサーフォーラムオンライン2021」に大腸がんサバイバーとして、乳がんサバイバーの元SKEでタレント・声優の矢方美紀とゲスト出演した。

 セミナー&トークセッションのテーマは「もっと知りたいAYA~多様化する今、若年性がんサバイバーの声を届けよう~」。AYA世代と呼ばれる15~39歳という若い年齢で、がんに罹患(りかん)した患者ならではの治療や悩みを語った。

 発覚した時は「まさか自分が…」と動揺したという原口。スマートフォンを取り出し、メモに心境を書き込んだ。「子供が成人する姿をみたいな。妻がおばあちゃんになっている姿を見たいな」-。当時は「見られないかもしれない」と最悪のことも覚悟していた。

 大腸がん公表後、1軍に初昇格した2019年6月4日・ロッテ戦で即タイムリー。プラスワン投票で選出されたオールスターでは2試合連続本塁打の離れ業をやってのけた。「プロは結果が全てだと思っているので。治療を打てない言い訳にしたくなかった」と抗がん剤治療を隠しながら、不屈の精神でグラウンドに戻ってきた。

 野手転向を目指す来季に向けて「この年になって『新しいことにチャレンジしたい』と言ってチャレンジさせていただける。こんな幸せはなかなかないと思うので、そのチャレンジを楽しみながら競争の中に割って入れるように自分自身、一生懸命取り組んでいくというのが来年の目標です」と力強く語った。


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