「一歩進んだ歴史認識」 韓国では村山談話を改めて評価、高市総裁には警戒心

韓国では、17日に死去した村山富市元首相について、日本による戦前の朝鮮半島支配を公式に謝罪した「村山談話」を発表した国家指導者として、比較的高く評価されてきた。

韓国の聯合ニュースは17日、村山氏の死去を伝える記事の中で、村山談話について「日本の首相としては初めて過去の植民地支配を『侵略』と表現し、以前より一歩進んだ謝罪と歴史認識を表したという評価を受けた」と指摘した。

同ニュースは村山氏に関する別の記事で、次期首相への就任が有力視される高市早苗自民党総裁については「極右傾向の歩みを見せてきた」と言及するなど、村山氏と対比する形で警戒感をにじませている。（ソウル　桜井紀雄）

産経新聞　2025/10/17 17:17
https://www.sankei.com/article/20251017-TBIVG5GT6RJ6BMAIF3SV4JTHAQ/