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【馬鹿なの?】「祖先に代わって謝罪します」 壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で朝鮮を侵略した日本の武将の子孫たちが許しと和解を求め来韓
壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で朝鮮を侵略した日本の武将の子孫たちが韓国を訪れ、祖先に代わって頭を下げた。
10日、忠清北道沃川の曹渓宗佳山寺で「光復80周年記念韓日平和の日」行事が開かれた。
この日の行事には、日本人のヒサタケ・ソウマさん(24)とヒロセ・ユウイチさん(70)が出席し、義兵・僧兵を追悼する慰霊塔に酒杯をささげ、先祖の朝鮮侵略について謝罪した。
また、イ・ジョンハクさん(李舜臣〈イ・スンシン〉将軍の子孫)、ソ・ジェドクさん(徐礼元〈ソ・イェウォン〉将軍の子孫)、ファン・イオクさん(黃進〈ファン・ジン〉将軍の子孫)など朝鮮王朝の将帥の子孫たちと対面し、許しと和解を求めた。
ヒサタケさんとヒロセさんは、忠清の戦いを指揮した日本軍第5陣の福島正則隊に所属した長宗我部元親の子孫、および第6陣のモリテルミツ隊に所属したトリダイチの子孫だ。(原文ママ)
この対面が実現したのは、釜山外大の金文吉(キム・ムンギル)名誉教授=日本学科=と佳山寺住職のチウォン僧侶の長年の努力によるものだった。
およそ3年前、日本軍が朝鮮人の耳・鼻を削いで埋めたという京都の「耳塚」慰霊祭に出席していた二人が、韓日両国和解のための行事について話し合う中で始まった。
二人は、佳山寺が壬辰倭乱の義兵将・趙憲(チョ・ホン)と僧兵将・霊圭大師の真影(肖像画)をまつっている寺だということを知り、平素から親交があった日本の武将の子孫と会い、謝罪の場をあっせんした。
行事に出席したヒサタケさんは「あのころの侵略行為は間違っていたと反省していたところに謝罪の機会が訪れた」とし、「きょうを契機として多くの日本人が過去の過ちを反省し、平和の時代を共に進んでいくことを望む」と所感を語った。
チウォン僧侶は「壬辰倭乱が起きてから433年が過ぎたが、今回の懺悔(ざんげ)の意味は極めて大きい」「加害者の謝罪と反省には和解と許し、ひいては平和の未来を共に歩もうという趣旨が込められている」と語った。
佳山寺は曹渓宗5教区の本寺である法住寺の末寺だ。
新羅聖徳王代の720年に創建された佳山寺は、壬辰倭乱時に義僧軍の軍営として用いられた。戦乱の最中に焼け落ちたが、仁祖代の1624年に再建され、粛宗代に護国寺刹に指定された。これを契機として趙憲と霊圭大師の真影を奉安し、祭祀を執り行っている。
また2019年には国の支援を受けて義・僧兵をたたえる護国忠魂塔を序幕し、2022年には護国文化体験館も建てた。
行事の後、2人の日本人は清州へ移動し、丹斎・申采浩(シン・チェホ)の墓と祠堂、義菴・孫秉煕(ソン・ビョンヒ)の生家などを見学した。
11日には忠清南道天安の独立記念館を訪問し、日本へ戻る予定だ。
シン・ジョンフン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/11/2025101180038.html