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ドジャースのキム・ヘソン、「地区シリーズでも無視される」…韓国メディア嘆き節「大勝しないと出場できないのか?」
■韓国出身大リーガーとして唯一、ポストシーズンに「参戦」
チームは、シンシナティ・レッズとのワイルドカードシリーズを2連勝で制し、地区シリーズに進出した。
地区シリーズでは、ナ・リーグ東地区1位フィラデルフィア・フィリーズに2連勝し、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。第3戦は9日(日本時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われ、山本由伸投手(27)が先発する。
ワールドシリーズ2連覇に向け、チーム一丸となって突き進む中、ポストシーズンでキムの出場機会は巡ってこない。
キムはポストシーズンのロースター(出場選手登録枠)入りが危ぶまれたが、レギュラーシーズン最終戦で本塁打を放ち猛アピールした。結果、ワイルドカードシリーズ、地区シリーズの出場枠を勝ち取った。
韓国出身大リーガーとして唯一、ポストシーズンに「参戦」しているキム。地元韓国での期待が大きい分、ここまでベンチを温め続けている現状に、地元メディアから不満が噴出している。
「スポーツ朝鮮」は、「9-1で勝っていなければならないのか?地区シリーズでも無視されるキム・ヘソン、第3戦のフィリーズ先発は右腕であるが」とのタイトルで記事を展開した。
「キム・ヘソンはいつグラウンドを踏むのだろうか」
デーブ・ロバーツ監督(53)は、レギュラーシーズンで対戦相手の先発投手が左投手の場合、左打者のキムをスタメンから外し、主に先発が右投手の場合にスタメンで起用してきた。ところが、キムが左肩の負傷から復帰した9月以降は、先発が右投手のケースでも、スタメンから外され、出場機会が激減した。
記事では「キム・ヘソンはいつグラウンドを踏むのだろうか。チームがポストシーズン4試合を消化する中、連続でロースターに名を連ねながらも一度も出場機会を得られていない。ロバーツ監督は、よくある代走や代守備の状況でも他の選手を使い、代打の状況ではキム・ヘソンを全く考慮しなかった」と指揮官の起用法を疑問視した。
ロバーツ監督の起用法に不満を示しつつ、今ポストシーズンのキムの展望に触れ、次のように嘆いた。
「フィリーズの第3戦先発投手は、右腕アーロン・ノラだ。第1戦、第2戦の先発が左腕だったからといって、キム・ヘソンが除外されたとは考えににくい。第3戦で右腕が登板するからといって、ロバーツ監督の考えが変わるはずがない。ワイルドカードシリーズ第1戦、第2戦のレッズの先発投手は、いずれも右腕だった。勝っても負けても、7回以降に7点から8点差がつかなければキム・ヘソンを見られないのだろうか」
記事によると、地区シリーズのロースター入りした野手で、第1戦、第2戦ともに出場しなかったのは、キムとダルトン・ラッシング捕手(24)の2人だけだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dce0e50e148b4535dbd21e7d9a29016ac83e9b54