【 辺真一】ノーベル賞「30個の日本」と「2個の韓国」 格差の原因は?

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【 辺真一】ノーベル賞「30個の日本」と「2個の韓国」 格差の原因は?

1: 昆虫図鑑 ★ 2025/10/07(火) 16:37:39.17 ID:cV1S2czc
 大阪大学の坂口志文特任教授が本年度のノーベル生理学医学賞を受賞した。

 このニュースに韓国のメディアはこぞって「日本 30個目のノーベル賞を受賞 2年連続」(朝鮮Bⅰz)「ノーベル生理・医学賞 日本坂口受賞・・・『30回目のノーベル賞』』(アジア経済)「日本 30回目のノーベル賞受賞に歓呼」(ハンギョレ新聞)と伝えていた。坂口教授の受賞理由についてもノーベル委員会の発表及び日本の報道をベースに詳細に伝えていた。

(略)

 韓国も日本に負けじと、ノーベル賞の獲得に執念を燃やしているが、思うようにいかないようだ。

 その理由について2021年9月に韓国科学技術院のキム・ウォンジュン教授は「ノーベル賞関連の科学技術インフラが脆弱であることに原因がある」と分析していた。

 具体的に▲若い学者が自由に研究できる環境が整っていないこと▲失敗を意に介さず忍耐強く研究するファンディング制度が不十分であること▲誰もトライしようとしない研究分野への投資や基礎科学への十分な投資が担保されていないことなどを指摘していた。要は、若い研究者や学者が生活費などを心配せずに研究に没頭できるような環境にないのが問題のようだ。

 果たして原因はそれだけだろうか?

 今朝、テレビを見ていたら、坂口教授の座右の銘が「一つ一つ」であることを知った。研究を40年間、頑固一筋にやり遂げていたとのことだ。

 「一つ一つ」はある意味では「コツコツ」という意味にも解釈できる。韓国はこの「一つ一つ」の積み重ねが苦手で、何をするのにも「ハンコボネ」(いっぺん)あるいは「タンコボネ)(一気)でないと気が済まない気質である。

 今から12年前に拙著「世界が一目置く日本人、残念な日本人」(三笠書房)を出版するため似て非なる日韓の文化や国民性を取材していた時、ソウルで日本料理屋を開業していた知人から「約15年滞在中に60人以上の韓国人を採用した」との話しを聞かされたのを思い出した。

 日本では「足掛け何年」という言葉があり、職人の場合、少なくとも10年以上経験を積んでようやく一人前という職が数多い。ところが、この知人曰く、「一人前の板前に育てようとしたが、一人として長続きしなかった。1年間耐えたのは60人のうち2~3しかいなかった」そうだ。

 「初めは仕入れで日本に行く時、勉強になると思って日本に連れて行ったりしたが、日本に研修に行って、少し修行すると、一人前のつもりになったつもりで店を出してしまう」と。

 韓国人は国民気質が「パルリパルリ」(早く、早く)なので何事も早く結果を出さないと気が済まないのかもしれない。

 発明、開発には地道の研究が必須だ。簡単な話、強靭な忍耐力を必要とする。ということは、総じて日本人は韓国人に比べて我慢強いのかもしれない。今から42年前、日本で「おしん」というテレビドラマが一世を風靡したことがあった。

 貧しさから奉公に出された少女がいじめ、姑との確執、戦争など度重なる不運に見舞われながら成長していく物語で、最高視聴率62.9%、平均視聴率52.6%をたたき出した桁外れの「お化け番組」だった。筆者も含め視聴者は幾多の苦難にもめげず、問題を乗り越えていく「おしん」の我慢強さ、前向きな姿勢に胸を打たれ。

 日本では「行列のできる店」がしばしば放映されるが、日本人は美味しい店、評判の店と聞くと、長蛇の列をなしてでも順番を待つ。韓国人はいくら美味しくても、並んでまで食べたいと思う人は日本ほどそう多くない。

 韓国では今日にも、日本のノーベル賞受賞について社説やコラムで取り上げるメディアも出てくるであろう。この日韓の格差をどのように受け止めているのか、興味津々だ。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/77c0f296e2ce7e9d2ec2360d34a6a23aee41c1e6


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