【Money1】 「韓国は90年代に世界的な時計強国だった」

【Money1】 「韓国は90年代に世界的な時計強国だった」

【Money1】 「韓国は90年代に世界的な時計強国だった」

1: 仮面ウニダー ★ 2025/09/28(日) 07:29:43.32 ID:3RpakNQw
韓国メディア『朝鮮日報』に面白い記事が出ています。

スタートアップ企業の紹介をする記事で、ミス韓国に選抜されたことのあるガーディウス・ユ・ヘミさんが代表を務める『커스벤(CUSVEN:カスベン)』が、「ドレスウォッチ」を製造・販売しており、これはかつての「時計強国」時代を思い起こさせるものだ――という内容です。
https://money1.jp/wp-content/uploads/2025/09/sozai_14915_img.jpg
↑『CUSVEN』の公式サイト/スクリーンキャプチャー

記事から一部を以下に引きます。

韓国はかつて時計強国だった。
1970年代以降1990年代まで、韓国はスイス、日本に続く時計3大生産国と呼ばれた。
サムスンなど大企業も時計を作って海外に輸出し、貴金属店では国産ブランドの時計が婚礼の贈り物として愛された。

韓国時計の「第二の全盛期」を準備する人がいる。
ガディウス・ユ・ヘミ(43)代表は、ドレスウォッチブランド「カスベン」を運営している。
韓国だけでなく日本・スイス・イタリアなど世界各地から高級部品を取り寄せ、数十年時計を扱ってきたわが国の時計職人が組み立てる。

ユ代表に会い、小さな時計の中に隠された複雑な物語を聞いた。

◇ラグジュアリー時計とスマートウォッチの間の隙間を狙うブランドカスベンはクラシックなデザインのドレスウォッチ専門ブランドだ。ホームページで自分の嗜好に合わせてカスタマイズできる。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「90年代の時計大国を再現する」ミスコリアが時計職人の後を継ぐ
https://www.chosun.com/economy/startup_story/2025/09/27/JQOPXUV2VZAH5PEY42FMTHNNRA/

まず、多くの日本人が「韓国はかつて時計強国だった」に「?」となるでのはないでしょうか。
時計強国の意味にもよりますが、韓国がかつて時計をやたら輸出していたのは確かです。
ただし「スイス、日本に続く時計3大生産国と呼ばれた」は強弁です。「香港」をなかったことにしています。

・韓国は日本を真似してやたらに時計を輸出していた
ー中略ー

no title

1985年 時計輸出量
スイス:2,506万1,000個
日本:6,496万7,000個
香港:3億2,515万6,000個
韓国:2,011万2,000個

1995年 時計輸出金額(単位:香港ドル)
スイス:110億1,500万香港ドル
日本:79億4,400万香港ドル
香港:66億1,600万香港ドル
韓国:9億2,000万香港ドル
ー中略ー

1985年時点での輸出量と金額が分かっていますので、時計の単価を計算してみると以下のようになります。

1985年 時計の輸出単価
スイス:439.5香港ドル(約8,459.5円)/本
日本:122.3香港ドル(約2,353.7円)/本
韓国:45.7香港ドル(約880.8円)/本
香港:20.3香港ドル(約391.5円)/本
※( )内の円換算は1985年の「1HKD = 19.2445JPY」を用いました。

スイスは高級時計と輸出していましたが、香港はその1/20未満の価格で大量に時計を輸出していたことが分かります。

韓国は日本の半額未満の価格(約37.4%)の価格で輸出していたのです。

今回の記事で新たな韓国のスタートアップ企業として「カスベン」が紹介されていますが、
「日本・スイス・イタリアなど世界各地から高級部品を取り寄せ、数十年時計を扱ってきたわが国の時計職人が組み立てる」
というもの。

そもそも韓国に「数十年時計を扱ってきた時計職人」という人は存在するのでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)
2025.09.27
https://money1.jp/archives/155737


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