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【Money1】 韓国「映画産業が瀕死状態」⇒ 心肺蘇生だ! 「補助金1,498億」突っ込むので回復しろ
・韓国映画産業は「20年で最悪」の状況
韓国映画業界は実績の悪化に苦しんでいます。直近では観客動員数(年間入場者数)は、
2024年:1億2,310万人
※『KOFIC』集計による
となっており、これは2019年比で約56%水準に過ぎません。対前年比でも-1.6%でした。
2025年はさらに状況は悪化しており、上半期は「この20年で最悪」という状況になっています。
2025年上半期
総観客数:4,250万人(-32.5%)
総興行収入:4,079億ウォン(-33.2%)
※『KOFIC』集計による
観客動員も興行収入も大きく落ち込んています。
この理由については「当たり作品が少ないこと」が挙げられるのですが、劇場運営の苦戦があるのも確かです。
スクリーンの縮小・赤字が続いているのです。最大手『CJ CGV』は2025年03月に国内4館の閉鎖を発表。2025年第2四半期の純損失が「358億ウォン」に達しており、興行環境の厳しさは財務に波及しています。
早い話が、
ラインアップ不足 ⇒ 興行低迷 ⇒ 投資縮小
――という負のスパイラルに入っているのです。
・韓国政府が「補助金出すぞー!」
こういうときは韓国政府が毎度おなじみの動きをします。そう「補助金の投入」です。
2025年09月05日、韓国の文化体育観光部が「韓国映画回復のための「心肺蘇生術」稼働」というプレスリリースを出しました。
「心肺蘇生術」という表現に危機感が現れています。
文化体育観光部(崔輝永(チェ・フィヨン)長官、以下「文体部」)は、’26年映画分野予算政府案が1,498億ウォンで確定したと明らかにした。
これは2025年比で669億ウォン(80.8%)増加したもので、コロナ19緊急支援が編成されていた2022年を除けば歴代最大規模である。
コロナ以降、劇場観客数の回復が遅れ、韓国映画産業の沈滞が長期化するのではないかという懸念が続く中で編成された今回の予算案は、韓国映画の回復のための支援が切実だという映画界の声を積極的に反映した結果である。
崔長官も映画界懇談会(08月14日)と記者団懇談会(09月04日)で「韓国映画を生かすための心肺蘇生術レベルの緊急対策が必要だ」と強調したことがある。
ー中略ー
⇒参照・引用元:『韓国 文化体育観光部』公式サイト「韓国映画回復のための「心肺蘇生術」稼働」
https://www.mcst.go.kr/site/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=21981
心肺蘇生で「1,498億ウォン」突っ込むことになりました。
「お金がないのは首もないと同じとゆって……」は西原理恵子先生の名言。
「あった方がいい」のは確かですが、「コンテンツ産業」は当たるも八卦、当たらぬも八卦。お金を突っ込んだから当たる
――というものではありません。
この心肺蘇生がうまくいくかどうか、要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)
全文はソースから
2025.09.24
https://money1.jp/archives/155500






