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韓国・李在明大統領「外国の軍隊がいないと自主国防ができないというのは屈従的な思考」
これは、李大統領が同日、交流サイト(SNS)で「韓国の軍隊は徴兵兵力数に依存する人海戦術式の過去型軍隊ではなく、有人・無人の複合体系で武装した、有能かつ専門化されたスマート精鋭強軍に再編しなければならない」とした上で明らかにしたものだ。
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これと共に、「急速に進む少子化によって2040年基準で韓国軍と北朝鮮軍の兵力差が1対4程度に広がる」という韓国国防部(省に相当)の報告書を報道したメディア記事をシェアした。
李大統領はさらに、「韓国軍は北朝鮮軍に比べて常備軍の数は少ないが、兵役を終えて今も訓練中で即時戦闘に投入可能な予備兵力が260万人いる」と述べた。
また、「韓国は1年間の国防費が北朝鮮の国家総生産の約1.4倍で、軍事力は世界第5位を誇り、経済力で北朝鮮の数十倍に達し、人口は2倍を超える」とした上で、「世界が認めた文化強国であり、防衛産業強国だ」とも述べた。
李大統領は「人口問題は深刻で、当面の兵力資源が不足しているのは事実だが、常備兵力の絶対数の比較だけで韓国の国防力を心配する必要はない」と繰り返し強調した。
そして、「統合国力の増進や国防費の増額、スマート強軍の再編、防衛産業の育成・外交安保の強化などで、侵略を受けない国、依存しない国をつくっていかなければならない」と書いた。
李大統領は「重要なのはこうした軍事力・国防力・国力を持っていても、外国の軍隊がいなければ自主国防が不可能であるかのように考える一部の屈従的思考だ」と警戒した。
強力で自律的な自主国防が現在の韓国にとって最も重要な課題だとした上で、「『糞星(能力もないのに出世ばかりする将校)』という過激な表現まで使い、国防費をこれほど多く使う国で、外国の軍隊がいなければ国防ができないという認識を叱責した盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の言葉が思い浮かぶ」と述べた。
そして最後に、「強力な国防改革で完全な自主国防態勢を整えていく」と表明した。
チェ・ジウォン記者
朝鮮日報 2025/09/22 11:15
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/09/22/2025092280038.html