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【韓国】日本版『芸能界ブラックリスト』(村本大輔)炎上
┃来年3月にアメリカ移住を発表の後、「失ってから気付くだろう」
┃安倍政権批判の影響、地上波から
┃『表現の自由』を強調、政治風刺ギャグを続ける
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日本の芸能界でブラックリスト騒動が連日話題になっている。
日本の有名お笑いコンテストで優勝を収め、有望株として期待を集めたお笑いコンビ『ウーマンラッシュアワー(ウモンロシアワ)』のメンバー、村本大輔が5日、フジテレビの『THE MANZAI(ト マンヂャイ)に出演して、「来年3月にアメリカに発ちます」とし、事実上芸能界引退を宣言した。彼はまた、「(自分を)失って気づくだろう」と言いながら、政治風刺が芸能界排除の対象となった現実を批判した。
一見すると有名芸能人がテレビ番組に出演して、アメリカ移民の消息を伝えただけなのだが、『表現の自由』を切望した村本の最後の叫びが電波に乗り、閉鎖的な日本社会の『中身』をありのまま現わした。
『ウーマンラッシュアワー』は、日本国内でも有数の政治風刺コメディアンである。東京オリンピックで熱狂していた今年の夏に『THE MANZAI』に出演して、新種コロナウイルス感染症(コロナ19)の影響で職を失った人と、東京オリンピック当時に流通期限が過ぎた弁当を大量に廃棄した問題などを辛辣に揶揄し、「政治家こそ廃棄すべきだ」と批判して炎上したことがある。
これに先立ち、『ウーマンラッシュアワー』は昨年は安倍元総理の各種不正問題、2019年は福島原子力発電所問題と朝鮮人学校、沖縄の米軍基地問題など、日本国内でも民間的な事案を風刺コメディのネタとして選び、物議を醸していた。
▲ 去る5日、フジテレビの『THE MANZAI』に出演した『ウーマンラッシュアワー』の村本(左)と中川パラダイス(右)。
評価は概ね否定的である。日本の暗い一面を伝えるために孤軍奮闘しているという肯定的な見方もあるが、日本を戯画化しているという反対の世論もハゲしかった。
否定的な評価を受けながらも、村本は所信を曲げなかった。去る2月27日、日本有力日刊紙『東京新聞』とインタビューで、「お笑いとは社会のスケッチだ。石を投げて波紋を見ないと社会の形は分からない」とし、「世の中にツッコミまくったほうが面白い。ツッコミどころだらけだ」と社会風刺コメディを続ける意思を表した。
だがしかし、日本のメディアと一部国民は村本に対して『反日』という『刻印』を刻み、連日批判の刃を突きつけた。一部からは、「なぜお笑いに政治を入れて政府を批判するのか」という抗議が止まなかった。これらは単純な批判に止まらず、行動に乗り出した。彼が所属する芸能事務所はもちろん、放送局にも村本の排除を要求した。所属事務所は政治をお笑いネタにしないように勧めたが、村本はこれを拒否した。
最終的に2008年の結成後、2009年から2013年まで各種の有名お笑いコンテストで優秀な成績を収めた次世代の有望コメディアン『ウーマンラッシュアワー』は、一瞬で地上波放送から影を潜めた。『自民党政権を批判する公演を続けた』、というのが業界内外の公然の秘密である。
(キャプチャー画像)
日本のテレビ番組に出演して、沖縄米軍問題や福島原子力発電所問題、朝鮮人差別問題など、日本国内でもタブー視する社会問題をお笑いネタとして活用し、辛辣な批判を受けている村本大輔が最近、米国移住を決めて物議を醸している。(字幕はキム・ヂェフン所長)
オピニオンニュース(韓国語)
http://www.opinionnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=58663